3章Web版4話目を公開し終えました
Twitterで最終ページをアップしたのちに、サイトのコミックページとマンガハックさんでも1話分まるっと更新しています。
(感想フォームからいただいたコメントにも、記事のラストで返信しております。)
まとめ読み派の方は、どうぞお好きなところでご覧ください!
ちなみに更新する際にわざわざ「Web版」という言い方をしているのは、Webと同人誌で話数がちょっとずれているからです。
※ Web版の3〜4話目を合わせたものが、同人誌版の3巻になります
なので、先日出した最新刊(4巻)はWeb版の5話目にあたるんですよね。
なんかもう3とか4とか5とかの数字が入り乱れてて、紛らわしくてすみません!
Web版4話目は扉絵があの二人だったので「そろそろ背後の人が出るんだろうな」というフラグは立っていたんじゃないかなと思うのですが。
出てきた人がちょっと意外な名前で呼ばれていたので、おそらく初見の方は「きたーーーーーー…ん?誰??!」みたいな感じだったのではないかな?と思います。
といいますか、「楽園に還れ」からそのまま「幻影に望め」を読んでくださった方にとっては、そもそも本気で「誰??????」な感じですよね。
「あのいわくありげな登場をした人は何者なんですか?!」と興味を持ってくださった方は、よかったら第2章「永遠に続け」をご覧ください。
色々と想像&考察が膨らむのではないかと思います。たぶん!
◆◆◆
キリのいいところまで公開したので、本編と直接は関係ない余談をひとつ語ります。
実は、マオラ(とその上司)はらくえれのプロトタイプを作るはるか昔、まだ私がランドセルを背負っていた時代にノートに描いていた「なないろファンタジー」というお話がきっかけで生まれたキャラクターだったりします。
昔の絵柄を思い出して、たぶん当時の自分はこういう風に描きたかったんだろうなと想像しながら描いてみました。
右下の、三つ編みねこみみの子が太古のマオラです。

こういう感じの2.5頭身のこどもたちが冒険をするお話(※まだそこまで根気も集中力もなかったので、設定中心に考えていてノートにちょっとだけ漫画を描いて終わりました)で、そこから数年かけて派生したのがらくえれのプロトタイプでした。
さらにそこから紆余曲折あって今ではすっかり別物になりましたが、マオラ&ニクスを筆頭に、虹瑠たち漢字ネームのメイン勢は義務教育時代に生まれていたのでした。
設定などはそのままだと差し障りがありすぎたので大幅に変更したのですが、名前だけはそのままです。
なつかしい…
さらにいうと、元となった作品のタイトルが「なないろ」ファンタジーだったから、そこから派生したお話の主人公の名前が虹瑠になったのでした。
なにしろ(ピーッ)年前のことなので、らくえれも初期の頃は衣装にも謎の宝玉がついていたりして、もうちょっとファンタジーファンタジーした世界観だったような気がします。
なので、マオラとあの人が主従関係だったのも、1章を描き始めるはるかずっとずっと昔から決まっていたことだったのです。
1章〜2章のつながりについては、1章ラストでマオラが「かみさま」という言葉を発して章が終わり、次の2章冒頭はその張本人(らしき人)がぶっ倒れているところからはじまっている…という流れを意識してたんですよね。実は。
ずっと黙っていましたが、やっと公に言うことができました。
長かった〜ここまでが長かった〜〜〜!
描き始めてから7年間強、ずっと重要な人間関係について黙っていたのは結構忍耐力があったといえるのではないでしょうか?!(そうでもない?)
現在と過去でエピソードをぶったぎって章で分ける構成にしたために、先に「星亜」の方を登場させることになったんですが、人間だった頃の姿を描くのがとても新鮮でしたね…!
え〜〜〜こんなに感情豊かなひとだったんだ〜〜?!って思いました。今だから言える話ですが。
◆◆◆
さてさて、Web版の公開範囲に合わせてトーク解禁、というルールにしているので、ようやく例のあの人についても堂々と喋れるようになりました。
マオラのピンチに颯爽と現れた、ニクスと呼ばれているこの人…もとい「かみさま」。
2章の副主人公・星亜と姿が酷似しているんですが、何者なんでしょうね?!
何者なんでしょうねじゃないだろう!とツッコミが飛んできそうですが、いやまだ誰だかわからないですから!!(必死)
いつもきちんとしたキャラデザ的なものを用意しないでラフ&ネームからそのまま本番投入してしまうことが多いのですが、珍しく手元のノートに比較的マシな図解が残っていたので編集してみました。
クリックすると大きくなります。

Twitter版だと文字が小さくて読みにくかったよ〜という方はこちらからクリックしてみてください。
(あと、ボタンの数について間違えていたので修正しました)
「宣戦布告はすべて受けて立つ」と言わんばかりのセリフを残していったWeb版4話目のラストシーンでしたが、この後、お話は先日発行した 新刊「幻影に望め 4巻」へと続きます。
半年〜1年後にはWeb版の後追い更新を再開しますが、先の展開をすぐにでも読みたい!という方はよかったら通販もどうぞ〜。
→ BOOTH(PaperStageOnline)
◆◆◆
そして、最新刊を無事発行したところでさらに次のお話にも手をつけていきたいところなのですが。
この「楽園に還れ」シリーズは元々同人誌で描きはじめた漫画で、現在もコミティアなどの同人誌即売会をメイン活動拠点にして、最新話を同人誌で公開しつつWebでは時間差で追いかけ更新するスタイルで進めていました。
ですが、2020年春以降 COVID-19関係で世の中の情勢がどうにも不安定で、おそらくは来年もすぐには元の状態には戻らない(=気軽にイベントに参加するのがむずかしい)のではないかと予想しております。
ありがたいことに、今年一度もイベントに参加できなかったにも関わらず通販で新刊を追いかけてくださっている方もたくさんいらっしゃるのですが。(本当にありがたいことです…!)
この先、通販のみでこれまでとまったくペースで本を発行していくのは、ちょ〜〜〜っと厳しいかもしれないな?とも判断しています。
そこで。これまでと同じように漫画の続きを描いていくことにかわりはないのですが、新刊に添えたペーパーでも触れように、来年以降に描くお話につきましては、試しに「Web先行型」で公開してみようと考えています。
あっもちろん、予想をはるかに上回るスピードでワクチンが市販化されて、気軽にイベントに行ったりあちこち行き来したりできるようになったら万々歳なので、そのときには意気揚々と新刊を作ってまたコミティアに申し込むつもりです。
その展開になってほしいですね…本当に!
最後に、肝心の次に描くエピソードについて。
プロットはだいぶ前から手をつけているのですが、(いろんな意味で)めちゃくちゃ難しい内容になりそうなので、まだしばらくネームには進めないと思います。
年末年始の休暇にプロットを詰めて、年明けにネームを開始して…Web先行でいくなら全ページ仕上げる前に公開し始めることも可能なので、春頃にスタートすることもできなくもない…でしょうか?
なにしろやったことがないスタイルなので、探り探りで進めることになりそうですね。2章ほどではないものの、わりと独立したエピソードになるのではないかなという感触です。
内容の予告としては、ずっと存在だけは臭わせていたこの人がようやく出ます!とだけ!!
(デザインは変わる可能性があります)
まだ登場すらしていないのにしれっと混ぜてしまった翊羅(ヨクラ)は、こういう人です。
— mizu@通販受付中 (@miz_circle) January 14, 2019
人物像に関しては本編に出てくるまで沈黙を保ちたいところですが、服装でどういうポジションの人なのかはわかるかな?と(…たぶん) pic.twitter.com/RR4J8JHS25
あとちょっと気がかりなのが、Web先行で公開するにしても、はたしてこれはTwitterでやってよい内容なのかどうか…
いえ!別に年齢制限のある描写はないですし、残酷表現も(たぶん)あまりないですし、悪意をもった登場人物も(たぶん)おらず、情がないなんてことはなく、むしろ情しかないエピソードだと自分では思っているのですが!!!
ただその…元気がないときに見ると、MPが削られる話になりそうなんですよね。
こういうのは内容というよりは演出で決まるのかなあと思うので、ネームを切りつつ考えてみます。
いろんな方に読んでいただきたいという想いはあるので、できるだけ間口を広げた表現にできるようがんばります。
◆◆◆
最後に、いただいたメッセージへのお礼とお返事です。
お心当たりのある方は、よかったらご覧ください。
(新刊へのご感想に関しては、まだお読みでない方も多いと思いますので別記事にて返信させていただきます)
続きが折りたたまれている場合は右下の「続きを読む」からどうぞ!
11月新刊を脱稿しました!
予定通り、11月には新刊「幻影に望め」4巻が出ます!
ので、取り急ぎお知らせいたします。
もうちょっと途中経過もご報告したかったのですが、作業で手いっぱいでブログを更新するチャンスがありませんでした。
あと、本文に例のあの人(あの人…)が出まくっているので、画像を公開しづらかったというのもあります。
Web版でもようやく出てきたので、これでようやく情報解禁できそうです。長かった〜!
と、いうわけでこちらが表紙に使用したイラストです。
(実際の表紙はちょっと色味が違います)
「あの人が僕たちを変えてしまったの?」 pic.twitter.com/XOFu6Xabdt
— mizu@3章更新中 (@miz_circle) November 2, 2020
BOOTHでの通販の他、COMITIA134 の会場で「メロンブックス出張販売所」にも置いていただけることになりました。
新刊の「幻影に望め 4巻」と、「永遠に続け」総集編をメロンさん経由で頒布していただく予定です。
書店さんなので若干手数料(と消費税?)が上乗せされますが、送料はかからないため、当日会場に行かれる方はよかったらご利用ください。
代表です。今回はコロナ禍で参加できないサークルさんも多いため、同人書店のとらのあなさん(https://t.co/aUzAdWAVN5)とメロンブックスさん(https://t.co/iXDQWPOzTL)に同人誌の委託を募ってもらい、COMITIA134会場で出張販売をします。こちらにもぜひお立ち寄りください。 pic.twitter.com/0xgWlhLKAr
— COMITIA実行委員会 (@COMITIAofficial) November 7, 2020
西ホールアトリウムの、コミティア入場口の手前あたりが出張販売所になっているそうです。
ポスターも飾ってもらえるとのことなので、いそいそとデータを用意してみました。見かけたらよろしくお願いします〜!
通販は基本的にいつもの BOOTH倉庫 さんにお願いしようと思うんですが、いつも単巻で最新刊を追いかけてくださっている方へのお礼企画のような感じで、サンクスカード付きの先行予約も受け付けます。
こういう感じの…二枚組のやつを…!

カードが二層になっているので、着せ替えができますクマ〜。
おやおやおや…おや??? pic.twitter.com/qNqgTk5n3t
— mizu@3章4話完結 (@miz_circle) November 10, 2020
今年の夏にBOOTHのパスワードつき限定公開機能を初めて使ってみて、(有料ですが)色々と融通が利いて便利だったので、あれを応用して「幻影に望め」1〜3巻をお持ちの方はこちらからどうぞ〜みたいなページを用意してみました。
以下のURLからアクセスしてください。
→ BOOTHシークレットページ
裏表紙のセリフの一部がパスワードになっております。
すぐには既刊を引っ張り出せないと思いますので、こちらのおまけ付き通販は11/30あたりまで受け付けています。
もちろん「おまけは特にいらないので、普通に倉庫or会場で買うよ!」なケースも大歓迎ですので、ご都合の良い方法を選んでいただければ幸いです。
また、長らく在庫切れになっていました総集編×2種も再版したので、同時期に倉庫に並べています。
(※11/20追記「永遠に続け 総集編」倉庫分在庫がなくなりました。お手に取ってくださった方々、どうもありがとうございました!)
在庫切れだった総集編×2も再版します。
— mizu@3章更新中 (@miz_circle) October 25, 2020
11月中〜下旬頃にはBOOTH倉庫に補充されると思いますので、前に通販しようと思ったら在庫がなかったよ!という方はよかったらご利用ください。https://t.co/OYA3D8CCFU pic.twitter.com/1OSAE5ma1S
今回、 BOOTH倉庫 には
「楽園に還れ」総集編 「永遠に続け」総集編
「幻影に望め 1〜4」
の6種類を全部預かっていただきます。
新刊はちょっと余るかな?というくらい用意しているんですが、既刊がどのくらい需要があるか/どのくらいあれば充分なのかまったく読めないので、もし欲しいものがありましたら入荷お知らせメールをポチッとしていただけると確実かもしれません〜。
でもって、こちらが11月の同人誌頒布関係まとめツイートです。
【11/23 COMITIA134 お知らせ】
— mizu@3章4話完結 (@miz_circle) November 15, 2020
新刊あります!
BOOTH倉庫での通販の他、COMITIA134の会場にてメロンブックスさんの出張販売所でも頒布します。
BOOTH → https://t.co/OYA3D8CCFU
詳細は以下に。#COMITIA134 #コミティア134 #エアコミティア134 pic.twitter.com/d3Bs6Mm2Jn
珍しくコミティアより早めに通販開始することができました。
しばらくイベント直接参加の予定はないので、ぜひこの機会によろしくお願いします〜!