回復期間中にmacOSをアプデしたお話
※最後の最後に折りたたみで感想フォームへのお返事があります。
この記事自体はほぼmacOSの話で、興味のない方にはなんのことやらな話題だと思いますので、用がない場合はすっ飛ばしてください。
毎年恒例の冷え&花粉との戦いやらなんやらで体調が思わしくない今こそ、あまり集中しなくてもできることをやるべきでは?と思い立ったので、3月頭にiMacのOSを El Capitan(10.11)から Mojave(10.14)にあげました。
ギリギリまでAdobe税を払いたくな…もとい、AdobeCSを使い続けたいという理由でずっとアップグレードキャンセルして粘っていたんですが、あいぽんの方のOSを最新版にしたら、iTunesでバックアップを取ろうとした時に、ついに「お前のMacOS古いから認識してやんねーよ!」みたいなことを言われて拒否されたので逃げるのをあきらめたのでした。
(…という流れで、てっきりOSをアップデートしろってことだとばかり思っていたんですが、冷静になってメッセージを見てみたらマイナーなソフトウェアアップデートが必要だという話だったんですね。すごい勘違い…!)
そんなわけでOSをあげるために、事前にAdobeCCのサブスクを購入して準備していたんですが。
現在AdobeCCでDL可能なのはCC 2019以降のバージョンで、El Capitanだと2019が使えなくて、そちらの面でもホンギャアってなりました。
そういえば去年の5月頃に、2メジャーバージョン前より古いものはダウンロードできないように急に変更された!って揉めていましたね。これが噂の騒動か…と。
◆◆◆
AdobeソフトやiTunesのことがなくても、さすがに10.11は古すぎるのでそろそろ上げたい。でもどこまで上げよう?というのがちょっと悩みどころでして…
うちのiMacはLate 2015年モデル(Retina 5K / 27-inch / 3.2 GHz Intel Core i5 / メモリだけ増設して24GB)なんですが、いつぞやのiPad購入ブログの時のように自分は人一倍チキンハートなので、Catalina(10.15)まであげちゃうとスペック的に耐えきれないのではないか?というのがちょびっと心配だったんですよね。
バージョンアップするたびにOSが重くなってるっていいますし。
あとなにより、Catalinaは32bitアプリ完全切り捨ての影響かなにかの不具合報告で、海外勢から悲鳴があがっていたので。
Mojave(ついモジャブって読んでしまうんですが、モハベなんですよね)はわりと安定してるって聞くけどどうなんだろう?と迷った末、試しに一度Sierra(10.12)まで上げてみて、ん?あまり変わらないな??って思ったので、いいやこのままいっちゃえー!ってエイッとMojaveまであげてしまったんですが。
案外トラブルに見舞われて、色々と調べる羽目になって疲れ果てたので、集中しなくてもできる作業だという前提がなにか間違っていたなと思いました!
OSを上げて起動した後、マウス代わりに使っていたペンタブ Intuos4が、カーソルは動くけどクリックできない(!)という謎の問題に見舞われまして。
(それどころか、マウスに至ってはまったく動かなくなって困っていたんですが、これは単純にBluetoothの接続が切れてしまってただけでした)
なんか…このパターン(OSあげてペンタブ使えなくなるやつ)最近周囲で何回か見たな…?!って思いつつ、カーソルだけ動くというのがなかなかに謎な現象で、クリックができないので再起動すらできなくて「詰んだ…」って思いかけていたんですが。
再起動ってキーボードショートカットでもできたんですね!??!?
なんとかならんものかなと検索して初めて知りました。し、知らなかった…
→ Macのスリープ・再起動・システム終了 キーボードショートカットまとめ|マウスが使えない時のために
とりあえず再起動してセーフブートで起動したら動いたので、システム環境設定からBluetoothの設定を変えてマウスを復活させて、最新版のIntuosProをポチった後で「いやいや…セーフブートで動くなら解決するやろ…」とあれこれ調べていたら、普通にドライバがありました。
→ WacomTablet_6.3.36-2.dmg (94574791byte)
macOS10.14対応のドライバ、去年の夏に出てたんですね。
というかそもそも最新のものにしてからOSをあげろという話ですね。(すみません)
動作条件にCatalina(10.15)の記載はないですが、インストールしたあとで
「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「アクセシビリティ」で鍵を解除してからワコム項目にチェックを入れたらCatalinaでも使えるようです。

そんなわけで、結局IntuosProは買うだけ買ってセットアップだけしてまだ使わずに机の上で寝てるんですが、かわいそうなのでそろそろ役に立ててあげたいです。
(※写真は箱のままですが、一応使えるようにはしてます!)
◆◆◆
あと、もうひとつものすごく困ったのがMojaveにしてから、すべての動作が激重になったこと!!!
結論から申し上げますとこれも解決したんですが、人によっては「無理ーーーー!」ってダウングレードしてしまうんじゃないかなと思うくらい重かったので、原因をメモしておきます。
私も詳しいことはよくわかっていないので人様の受け売りなんですが、High Sierra(macOS 10.13)から、APFS(Apple File System)というファイルシステムが採用されたそうなんですね。
システムドライブがSSDのMacにHigh Sierraをインストールすると、既存のファイルシステムが自動的にこのAPFSというやつに変換されてしまう…ということらしいんですが。
(そして、ずっとアップグレードキャンセルしてたので全然知らなかったんですが)
Mojaveから、このAPFS変換がHDDやFusion Driveにも適用されるようになって、新OS起動後に強制的に変換作業が行われて、それが終わるまですべての動きが激重になっていた…というオチだったようです。
うちのmacさんはシステムドライブがFusion Driveだったので、見事にこのAPFS変換に引っかかっていたというわけだったのでした。
何日かかったかは忘れましたが、今は起動スピードも含めて元どおりに戻りました、よかったよかった。
ちなみにFusionDriveというのは、SSDとHDDの両方の特徴を持つ(Apple独自の)ハイブリッドストレージみたいなやつ…だったと思います。
当時見かけた「HDDよりこっちがいいよ!」的な口コミで買った…んだったような…?
いまのiMacを買った頃は、確かSSDはまだ高かったんですよ。確か。
ワタシチョット キオクニ ジシンナイ。
あとなんか、修飾キー(CtrlやOption)の設定が有効にならない問題とかもあって…
クリスタを動かした時にショートカットが半壊状態で困っていたんですが、アクセシビリティのところにGoogle日本語入力を突っ込んだら直りました。

このブログで紹介されてたのは別のIMEのケースですが、自分が使っている文字入力ソフトで同じように設定したら直るっぽいです。
なにか新しいアプリをいじろうとすると、使おうとするたびに許可しろ〜許可しろ〜っていってくるし、問題があった時にもアクセシビリティのあたりをいじって治るケースが多い印象ですね。
他にもまだいくつか問題があったんですが、メモしていなかったので忘れました!
思っていた以上にトラブルが多かった…ぐんにゃり。
◆◆◆
あ、でも、今生の別れになるだろうと思って今後も使う重要ファイルを念の為クリスタで開き直しておいたコミスタに関しては、意外にもMojaveでも使えそうでした。
ちょっと挙動は怪しいですが、既存ファイルを開いてデータ書き出すくらいならいけそうです。
リネームによく使っていたShupapanというアプリも、案外いい子に動いてくれました。
逆にJava6を入れてもダメだった32bitアプリは…フォトショCS5くらい?(起動してなにか操作するとすぐ落ちてしまうのでこれはもうダメかな〜と)
イラレはEl Capitanの時点でソフトを終了した時に毎回エラーメッセージが出ていてヤバかったんですが、まだいけそうな…いけなさそうな…
もう対応してあげないよ!って言われている非推奨アプリも実際には使えたり使えなかったりするので、一応メモしておきます。
でも、同じOSでも条件次第で使えたり使えなかったりするかもしれないので、まだ動くうちに切り替えておくのがベターなんでしょうね。非推奨はあくまで非推奨ということで。
あ、あとApple側の証明書有効期限切れの影響で、「インストールアプリケーションは破損しているため〜」ってエラーメッセージが出ちゃう時用のMojave DLページ貼っておきます。
普通にインストールしようとしたらできなくて、ちょっと彷徨ってしまったので。
→ macOS Mojave にアップグレードする方法
最初に若干(若干?)トラブルもありましたが、数週間使ってみたところわりと安定しているOSだなという感触なので、長いことアップグレードしてないからそろそろOSをあげたいけどCatalinaまであげるのは心配だ〜という方は、Mojaveで止めておくのもわりとアリなのかもしれません。
自分の場合、次にOSをあげる時はむしろ本体の買い替え時かなという気もするので、そろそろりんご貯金をしておこうかなと思います。
◆◆◆
以上です!
Twitterで音沙汰なかった時にどういう状況だったかの話も書こうかと思ったんですが、体調の話題はちょっと重い内容になりがちなので分けました。
一つ前の記事にあれこれ書いてあります。
→ 空白の期間について
最後に、いただいたメッセージへのお礼とお返事です。
お心当たりのある方は、よかったらご覧ください。
(※DMで別途ご返信させていただいた分は、今回は含まれていません)
PC経由で、続きが折りたたまれている場合は右下の「続きを読む」からどうぞ〜。
この記事自体はほぼmacOSの話で、興味のない方にはなんのことやらな話題だと思いますので、用がない場合はすっ飛ばしてください。
毎年恒例の冷え&花粉との戦いやらなんやらで体調が思わしくない今こそ、あまり集中しなくてもできることをやるべきでは?と思い立ったので、3月頭にiMacのOSを El Capitan(10.11)から Mojave(10.14)にあげました。
ギリギリまでAdobe税を払いたくな…もとい、AdobeCSを使い続けたいという理由でずっとアップグレードキャンセルして粘っていたんですが、あいぽんの方のOSを最新版にしたら、iTunesでバックアップを取ろうとした時に、ついに「お前のMacOS古いから認識してやんねーよ!」みたいなことを言われて拒否されたので逃げるのをあきらめたのでした。
(…という流れで、てっきりOSをアップデートしろってことだとばかり思っていたんですが、冷静になってメッセージを見てみたらマイナーなソフトウェアアップデートが必要だという話だったんですね。すごい勘違い…!)
そんなわけでOSをあげるために、事前にAdobeCCのサブスクを購入して準備していたんですが。
現在AdobeCCでDL可能なのはCC 2019以降のバージョンで、El Capitanだと2019が使えなくて、そちらの面でもホンギャアってなりました。
そういえば去年の5月頃に、2メジャーバージョン前より古いものはダウンロードできないように急に変更された!って揉めていましたね。これが噂の騒動か…と。
◆◆◆
AdobeソフトやiTunesのことがなくても、さすがに10.11は古すぎるのでそろそろ上げたい。でもどこまで上げよう?というのがちょっと悩みどころでして…
うちのiMacはLate 2015年モデル(Retina 5K / 27-inch / 3.2 GHz Intel Core i5 / メモリだけ増設して24GB)なんですが、いつぞやのiPad購入ブログの時のように自分は人一倍チキンハートなので、Catalina(10.15)まであげちゃうとスペック的に耐えきれないのではないか?というのがちょびっと心配だったんですよね。
バージョンアップするたびにOSが重くなってるっていいますし。
あとなにより、Catalinaは32bitアプリ完全切り捨ての影響かなにかの不具合報告で、海外勢から悲鳴があがっていたので。
Mojave(ついモジャブって読んでしまうんですが、モハベなんですよね)はわりと安定してるって聞くけどどうなんだろう?と迷った末、試しに一度Sierra(10.12)まで上げてみて、ん?あまり変わらないな??って思ったので、いいやこのままいっちゃえー!ってエイッとMojaveまであげてしまったんですが。
案外トラブルに見舞われて、色々と調べる羽目になって疲れ果てたので、集中しなくてもできる作業だという前提がなにか間違っていたなと思いました!
OSを上げて起動した後、マウス代わりに使っていたペンタブ Intuos4が、カーソルは動くけどクリックできない(!)という謎の問題に見舞われまして。
(それどころか、マウスに至ってはまったく動かなくなって困っていたんですが、これは単純にBluetoothの接続が切れてしまってただけでした)
なんか…このパターン(OSあげてペンタブ使えなくなるやつ)最近周囲で何回か見たな…?!って思いつつ、カーソルだけ動くというのがなかなかに謎な現象で、クリックができないので再起動すらできなくて「詰んだ…」って思いかけていたんですが。
再起動ってキーボードショートカットでもできたんですね!??!?
なんとかならんものかなと検索して初めて知りました。し、知らなかった…
→ Macのスリープ・再起動・システム終了 キーボードショートカットまとめ|マウスが使えない時のために
とりあえず再起動してセーフブートで起動したら動いたので、システム環境設定からBluetoothの設定を変えてマウスを復活させて、最新版のIntuosProをポチった後で「いやいや…セーフブートで動くなら解決するやろ…」とあれこれ調べていたら、普通にドライバがありました。
→ WacomTablet_6.3.36-2.dmg (94574791byte)
macOS10.14対応のドライバ、去年の夏に出てたんですね。
というかそもそも最新のものにしてからOSをあげろという話ですね。(すみません)
動作条件にCatalina(10.15)の記載はないですが、インストールしたあとで
「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「アクセシビリティ」で鍵を解除してからワコム項目にチェックを入れたらCatalinaでも使えるようです。

そんなわけで、結局IntuosProは買うだけ買ってセットアップだけしてまだ使わずに机の上で寝てるんですが、かわいそうなのでそろそろ役に立ててあげたいです。
(※写真は箱のままですが、一応使えるようにはしてます!)
◆◆◆
あと、もうひとつものすごく困ったのがMojaveにしてから、すべての動作が激重になったこと!!!
結論から申し上げますとこれも解決したんですが、人によっては「無理ーーーー!」ってダウングレードしてしまうんじゃないかなと思うくらい重かったので、原因をメモしておきます。
私も詳しいことはよくわかっていないので人様の受け売りなんですが、High Sierra(macOS 10.13)から、APFS(Apple File System)というファイルシステムが採用されたそうなんですね。
システムドライブがSSDのMacにHigh Sierraをインストールすると、既存のファイルシステムが自動的にこのAPFSというやつに変換されてしまう…ということらしいんですが。
(そして、ずっとアップグレードキャンセルしてたので全然知らなかったんですが)
Mojaveから、このAPFS変換がHDDやFusion Driveにも適用されるようになって、新OS起動後に強制的に変換作業が行われて、それが終わるまですべての動きが激重になっていた…というオチだったようです。
うちのmacさんはシステムドライブがFusion Driveだったので、見事にこのAPFS変換に引っかかっていたというわけだったのでした。
何日かかったかは忘れましたが、今は起動スピードも含めて元どおりに戻りました、よかったよかった。
ちなみにFusionDriveというのは、SSDとHDDの両方の特徴を持つ(Apple独自の)ハイブリッドストレージみたいなやつ…だったと思います。
当時見かけた「HDDよりこっちがいいよ!」的な口コミで買った…んだったような…?
いまのiMacを買った頃は、確かSSDはまだ高かったんですよ。確か。
ワタシチョット キオクニ ジシンナイ。
あとなんか、修飾キー(CtrlやOption)の設定が有効にならない問題とかもあって…
クリスタを動かした時にショートカットが半壊状態で困っていたんですが、アクセシビリティのところにGoogle日本語入力を突っ込んだら直りました。

このブログで紹介されてたのは別のIMEのケースですが、自分が使っている文字入力ソフトで同じように設定したら直るっぽいです。
なにか新しいアプリをいじろうとすると、使おうとするたびに許可しろ〜許可しろ〜っていってくるし、問題があった時にもアクセシビリティのあたりをいじって治るケースが多い印象ですね。
他にもまだいくつか問題があったんですが、メモしていなかったので忘れました!
思っていた以上にトラブルが多かった…ぐんにゃり。
◆◆◆
あ、でも、今生の別れになるだろうと思って今後も使う重要ファイルを念の為クリスタで開き直しておいたコミスタに関しては、意外にもMojaveでも使えそうでした。
ちょっと挙動は怪しいですが、既存ファイルを開いてデータ書き出すくらいならいけそうです。
リネームによく使っていたShupapanというアプリも、案外いい子に動いてくれました。
逆にJava6を入れてもダメだった32bitアプリは…フォトショCS5くらい?(起動してなにか操作するとすぐ落ちてしまうのでこれはもうダメかな〜と)
イラレはEl Capitanの時点でソフトを終了した時に毎回エラーメッセージが出ていてヤバかったんですが、まだいけそうな…いけなさそうな…
もう対応してあげないよ!って言われている非推奨アプリも実際には使えたり使えなかったりするので、一応メモしておきます。
でも、同じOSでも条件次第で使えたり使えなかったりするかもしれないので、まだ動くうちに切り替えておくのがベターなんでしょうね。非推奨はあくまで非推奨ということで。
あ、あとApple側の証明書有効期限切れの影響で、「インストールアプリケーションは破損しているため〜」ってエラーメッセージが出ちゃう時用のMojave DLページ貼っておきます。
普通にインストールしようとしたらできなくて、ちょっと彷徨ってしまったので。
→ macOS Mojave にアップグレードする方法
最初に若干(若干?)トラブルもありましたが、数週間使ってみたところわりと安定しているOSだなという感触なので、長いことアップグレードしてないからそろそろOSをあげたいけどCatalinaまであげるのは心配だ〜という方は、Mojaveで止めておくのもわりとアリなのかもしれません。
自分の場合、次にOSをあげる時はむしろ本体の買い替え時かなという気もするので、そろそろりんご貯金をしておこうかなと思います。
◆◆◆
以上です!
Twitterで音沙汰なかった時にどういう状況だったかの話も書こうかと思ったんですが、体調の話題はちょっと重い内容になりがちなので分けました。
一つ前の記事にあれこれ書いてあります。
→ 空白の期間について
最後に、いただいたメッセージへのお礼とお返事です。
お心当たりのある方は、よかったらご覧ください。
(※DMで別途ご返信させていただいた分は、今回は含まれていません)
PC経由で、続きが折りたたまれている場合は右下の「続きを読む」からどうぞ〜。
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