漫画用にiPadProを買いましたメモ(前編)
iPad Pro 第3世代(2018年秋モデル)
12.9インチ / Wi-Fiモデル / ストレージ256GB
です。

最初の1ヶ月はかなり戸惑ったのですが、数ヶ月間格闘し続けてようやく慣れてきて、ペン入れを中心に作画メイン機として活用できるようになってきたので(※プラスこれまでに使っていたiMac+板タブも併用して、頻繁にデータを行き来して原稿しています)まだ記憶に新しいうちに色々と覚え書きをしておこうと思います。
ちなみに、使用ソフトはCLIP STUDIO PAINT EXです。
「iPadProも最近は高性能になってきたから、液タブ代わりに使えるよ!」という話をちらほら聞くようになって、1年くらい前から買う買う言いつつもなかなか覚悟が決まらず後回しにして、ようやく満を持して購入〜みたいな感じだったんですが。
決め手はやはり、ここ半年〜数ヶ月で周囲の友人たちが続々購入して、満場一致で「文句なし!」な評価だったことかなと思います。
あと、第2世代(一つ前の機種)を実際に触らせてもらって、これまでに試し書きをした画面に直接描ける画材の中で一番描き味が手になじみそうだなあと思えたので。
自分はもともとものすごく慎重派(というか絵を描く環境を変えることに対して腰が重い)タイプで、新しいガジェットにも、ワクワクするより先に「自分に使いこなせるだろうか…」とか「これから新しいことをたくさん覚えないと…」みたいなことを考えてしんどくなってしまう方なんですよね。
なので、買う前にどうしてもプレッシャーを感じてしまって、買うって決めてからもズルズル購入を引き延ばしたりしていたんですが…(どんだけ)
便利だよ!ちなみにiPhone使ってるなら初期設定がものすごく楽だよ!買ったら、絵を描くための環境整えたりカスタマイズするコツを教えてあげるよ!って感じにめちゃくちゃ四方から背中を押してもらったので、ようやく重すぎた腰が持ち上がりました。
といいますか、上の文章を書いていて、お、お前〜〜〜〜!どんだけ…!どんだけ〜〜〜ッ!!!って思いました。
すみません。根がまっすぐ後ろ向きなんです。
そんな性格なので、買う前にも心配事がいっぱいありまして。
この点はどう?この点も気になるんだけど…って友人に散々話を聞かせてもらってからGOしたのですが、もしかしたら同じようなことで買い渋っている方もいるんじゃないかなと思ったのでブログにメモしておくことにしました。
(あまりここまで細かいことを心配している人はいないんじゃないかなと思うのですが…)(いやでも、心配性な人はきっといる!)
特に迷っていたのが、以下の6点です。
1) 最新版(第3世代)がいいか、一つ前の型(第2世代)がいいか
2) 画面のサイズとストレージどうしようか
3) スペック的にクリスタでの作業が重くないか
4) 漫画に使っているフォントはどう移行するんだろう
5) iMacと行き来して作業したいけどファイルの同期どうやるんだろう
6) ショートカット用の左手デバイスどうしよう
結論から言うとどれも解決したので、自分はこうしたよ〜というのを一個ずつあげていきます。
1) 最新版(第3世代)がいいか、一つ前の型(第2世代)がいいか
これ、めちゃくちゃ悩みました!
主にApplePencilのグリップ問題で。
最新版(第3世代)のiPadProは、マグネットでApplePencilを本体にくっつけて充電するので(※第2世代は本体のお尻に直接挿して充電する)腱鞘炎予防にグリップをつけていると、マグネットでの充電ができなくなってしまうという問題があったんですよね。
あと、ちょうど第2世代が安くなってきたタイミングで、周囲の友人たちはあえてひとつ前の機種を買った人が多かったのもあり、第3世代を使っている人が周りにあまりいませんでした。(今なら第2世代が7万円くらいで手に入るし、減価償却じゃなくて経費で落とせるからちょうどよかったという理由を聞いてなるほどと思いました)
ApplePencilは結構細いし、長時間ペンを持つならグリップ必須になりそうだし、でも漫画を見開きで描くなら少しでも高スペックにしておきたいし、どうしたもんかなーと長いこと迷っていました。
グリップ問題だけで2ヶ月くらい迷った気がします。
最終的には、グリップを付けたままでも充電できるレインボーペングリップを本体よりも先に買って(なにかがおかしい)、なんとか描けるかな?と判断したので最新版を買いました。

この通り、グリップつけたままで充電できます。
…が、簡単に付け外しすることができるので充電する時にはペンから外してることが多いです。
ダブルタップもやりづらいけど一応できました。(自分はダブルタップの操作自体あまり使わなかったのでよいのですが、頻繁に使う方だと使いづらいかも)
レインボーペングリップは元は書き方矯正のための文具なので指を置く位置が決まっているんですが、私はその位置に指を置くと描けないので、無視して握りたいところを持っています。ごめんね…レインボーペングリップの開発者さん…。
ちなみに、絵描きさんがよく使っているプニュグリップでも、グリップを途中まで脱がせたら充電できたんですが。
だんだん充電するたびに脱がせるのが面倒になってきて、レインボーペングリップ一択に落ちつきました。
握り心地はどちらかというとプニュグリップの方が好きなんですけどね。

2)画面のサイズとストレージどうしようか
あくまで自分の場合ですが
サイズ…家に置きっぱなしにして漫画を描くのが目的なら、最大サイズじゃないと厳しいと聞いたので12.9インチ一択
ストレージ…こまめにPCにデータを送れば問題ない、むしろ余ると聞いたので256GB
という感じで選びました。

あまり余計なアプリを入れてないせいもあるんですが、見ての通りスカスカです。
一番少ない64GBでも足りたかも?
いえでも、大は小を兼ねると言いますし、ちょっと余裕がある方がよいかもしれないので満足しています。
ちなみにカラーは…買ったその日にカバーをつけてしまったので何色を買ったのか忘れました!(ひどい)
カバーをつけるとほぼ見えなくなるので、ぶっちゃけ安く手に入る方で良いと思います。
3)スペック的にクリスタでの作業が重くないか
これも悩みました。
漫画原稿と一言でいっても、解像度はいくつか、A5かB5か投稿用か、単ページか見開きか、モノクロ2値かグレスケかフルカラーか、モノクロならトーンは多用する方か、レイヤー数どのくらいかでもかなり重さが違ってくるので。
事前に漫画描きさんの声を聞きたくて検索しまくったんですが、iPadで紙媒体向けの漫画原稿をかいている人のレビューってなかなか見つからなかったんですよね。
というわけで、参考になるかどうかはわかりませんが、自分の原稿仕様をまるっと書いておきます。
モノクロ2値600dpi / 同人用B5原稿 / 見開き / レイヤー数20枚強くらい
レイヤー数が少ないので、たぶん紙用の原稿を描いているわりには軽めのほうなんじゃないかな?と思います。
レイヤー構造はこんな感じで。
コマフォルダ(でしたっけ?)は使わないで、ペンはペンで同じレイヤーに見開き分まとめて全部描いてしまうタイプです。

※クリックで大きくなります
実際には上の画像よりもうちょっとレイヤー数は増えますが、再編集しないマスクやベクターレイヤーは結合してしまうので、見開きあたりのデータの重さは最終的に50〜80MBになるでしょうか。
(体感的に、70MBあたりを超えるとクリスタの動きがもっさりしてくる気がするのでダイエットしました)
結論としては、上記の条件であれば、作業中の重さはあまり気になりませんでした。
いやむしろ普段使っていたiMac(Retina 5K / 27-inch / Late 2015モデル)よりも保存やページの行き来が軽いくらい…?
iMacはメモリ24GB積んでいるんですが、メモリ4GBのiPadの方が、ファイルの保存や画面表示の調整は体感的に早く感じるんですよね。不思議です。
でも広範囲の自動選択や、選択範囲の拡大縮小の処理はiMacの方が早いので、どのスペックがどの処理に関係してるかによるんでしょうか。
ただしこれもあくまで自分の扱っているデータ内での話なので、ページあたりのデータが100MBを超えてしまったりすると、どういう体感速度になるかはちょっとわからないのですが…!
思っていた以上にサクサク動いてくれたので、密かに感動したのでした。
4)漫画に使っているフォントはどう移行するんだろう
クリスタに最初からバンドルされているものはともかく、独自に入れた有料フォントやフリーフォントを使いたい場合どうすれば?
というかiPadってそもそもフォントの管理できるの???という疑問がありまして。
文字周りの作業はデスクトップでやるほうが早いんですが、どうしてもiPad上で修正したいときや、iPad上でゼロから仕上げまで済ませてしまいたい時にどうするのかなあと。
こちらも、AnyFontというアプリを教えてもらって、ひとまず解決しました。
有料(¥240)のフォント管理アプリです。
使い方は、解説していると長くなりそうなので他のサイトさんでどうぞ!
→ iPhone/iPadで好みのフォントが使える!AnyFontの使い方を徹底解説
フォントをひとつひとつインストールしていくと精神的に死ねるので、iTunesを使うのが早いと思います。
上記リンク先のページ中央「PCでフォントをダウンロードする方法」に書いてあるやり方が楽なんじゃないかなと!
拡張子が表示されないような古いフォントは移行できなかったけど(※大昔にはそんな時代があったのです)、もともと漫画にそこまで凝ったフォントは使ってないので、愛用しているのだけ入れればなんとかなるかなあと判断しました。
5)iMacと行き来して作業したいけどファイルの同期どうやるんだろう
iPadの画面の小ささは、(絵柄や最終的な仕上がりサイズによると思うんですが)やはり自分にとってはネックでした。
さらに、シリーズ物の漫画を描いていることもあって、これまでに描いたものと仕上げの雰囲気を合わせる必要もありまして。
そこで、iPad上でこの縮尺率でこの太さならだいたい印刷時にこのくらいになるかな…と見当をつけて引いた線をiMacで確認して、線を削ったり足したりして修正して、再びiPadに戻って確認して〜といったことを繰り返して脳の方を補正することにしました。
問題は、データの行き来です。
クラウドを使えばいいんだろうけど我が家は回線がちょっと重いしな…強引にUSBを使うしかないんだろうか…?などと心配していましたが、これもiTunesが解決してくれました。
ちょっと古い機種でMac側にUSB-Cポートがなかったので、USB-A-USB-Cケーブルを買う必要がありましたが、線さえ繋げば1GBくらいのファイルもぽいぽいって放り込んで数秒で移動できるので楽チンです!
先ほどの画像と同じ画面ですが、iTunesを立ち上げて iPad→ファイル共有→ClipStudioの書類を選んで、ここの赤い枠の中にクリスタのファイルや漫画フォルダをドラッグする(PCにコピーする場合は赤い枠から外に出す)だけでOKでした。

光回線で作業場の電波状況がサクサク快適な人は、普通にDropboxとかiCloudとかでよいのかもしれません。
我が家…ADSLなんですよね…(ADSLって何?って方はそっとスルーしてください)
なお、クリスタクラウドは、漫画原稿を同期させるとごくたまにファイルそのものがぶっ壊れて修復不可能になると聞いてから、ちょっぴり怖くて軽めのイラストにしか使っていません。
滅多に起こることではないと思うのですが…先駆者の犠牲は無駄にしない精神でいくことにしました。
6)ショートカット用の左手デバイスどうしよう
私はキーボードショートカットをめちゃくちゃ多用するタイプなのでこれもすごく悩んでいて、クイックアクセスとエッジキーボードをカスタマイズしまくるしかないかな?と思っていました。
(※ なお、この時点ではコマンドバーの存在を知りませんでした。ひどいですね。)
(※※ ちなみにiPadクリスタはタブメイトが使えません。)
…が、余っていた旧型のMac純正キーボード(Magic Keyboard)を設定してみたらあっさり繋がったので、そのまま使っています。
慣れているのでこれが一番早いんですよね。
無理にAppleのものを買わなくてもBluetooth接続できるキーボードは結構あるようなので、キーボードショートカット信者の人はお手頃なやつをサクッと買ってしまうのもアリかもしれません。
最小限だけのキーが並んでいる小さいキーボードもいい感じだなと思いました。
あと、iPadではタップ操作でショートカットがいくつか不要になるので、クイックアクセス&エッジキーボード&コマンドバーのカスタマイズをするだけでもそれなりに快適に使えるとは思います!
ちなみに、ショートカットを使わなくてもiPad特有のタップ操作で可能になるのは、このあたりです。
一つ戻る(cmd+Z):二本指タップ
一つ進む(cmd+Y):三本指タップ
手のひら(space):二本指スワイプ
拡大(cmd+space+クリック):二本指ピンチイン
縮小(cmd+alt+space+クリック):二本指ピンチアウト
回転(cmd+R):二本指でぐりんと回転
中でも回転拡大縮小が大好きです。
自分は線を引く時にめちゃくちゃ画面を回転させるタイプで、command(ctrl)+R必須!command+Rがないと生きていけない!ってくらいここを押しながらグリングリンに回して描いているんですが。
前にiPadProを触らせてもらった時に、二本指をそっと画面にあてて「こうやったら画面が回るんですよ〜」って教えてもらって、その動きのスムーズさに「な、な、な、なんだってーーーーーーー!??!??!??!」って衝撃を受けて、買いたいスイッチが10回くらい連打されました。
これ、文字で説明するとわかりにくいんですけど、すごい便利なんですよ…
これまでは回転ツールのショートカットを押す→右手で角度を調整→ボタン離して確定→右手で描くって流れで操作をしていたのに、左手の指二本で画面をくるっと回した直後にすぐ右手で描けるんです。
しかもタッチデバイスなだけあって感度がいい。
タッチ操作ができるお絵描きデバイスは多々ありますが、ここまでストレスなく指に合わせて動いてくれる道具はなかなかないのではないかな?と。
右手の握力が強い(?)人だったらどんな角度からでも線を引けて画面もそこまで回さないのかなあとも思うんですが、どうにも自分はめちゃくちゃ筆圧が弱い上に、腕を支える力もあまりないんですよね。
なので、ペン入れで入り抜きの強弱をつける時には、線を引きやすい角度に画面を回しておかないと線が引けないんです…。
(あと、画面の回転なんですが、iMacクリスタだと微妙にもっさりしていたのになぜかiPad版だと軽いんですよね。なんらかのスペックの違いなんでしょうか。不思議だ…)
◆◆◆
ちょっと話が逸れましたが、事前に悩んでいたのはだいたいこんなところでしょうか。
長々と書いてきましたが、実は私はクリスタで漫画を描き始めてからまだ1年しか経っていません。
もしかしたらiPad版以前の問題で突っ込みどころも多々あるかもしれないんですが、その場合はこっそり教えてください。
この一年、必死でクリスタ作画に慣れようとして、環境設定もせっかくいろいろいじっていい感じに落ち着いたのに、またやり直すのもめんどくさいな〜〜〜〜〜〜というのも気が重くなる原因のひとつでした。
…が、素材も環境(ワークスペースとか)もクリスタクラウドを使ってまるっと移行して、PC版ワークスペースをベースにiPadだと使いにくい部分だけカスタムしていって、iPadイラスト用/iPadコミック用のワークスペースを作り直して落ち着きました。

このあたりの環境設定の移行は、やはり公式の機能(クリスタクラウド)を使うのが手っ取り早いですね。
詳しくはオフィシャルページをどうぞ。
→ 異なるデバイスに設定を引き継ぐ
白状しますと、GWに会議室を借りて、友人たちに半日かけてみっちり講習会をしてもらいましてですね。
事前にチャットで基本的な設定移行のやり方を教えてもらって、講習会の日にその場で「このツールはこう使いたいんです」って言いながらカスタマイズしてもらったので、一気に環境は整ったのでした。
なんていうか、私が切羽詰まっていて「もうすぐにでも描き始めないといけないんだ!ナウ!ナウッ!!」って感じだったので、怒涛の勢いでした。


ご覧ください、この至れり尽くせりっぷり。
お世話になりまくったので、南関東に足を向けて寝られません。
あとは…あとは…
WacomとAppleでは、ペンの筆圧感知システム(?)がかなり違っているので、PC環境から移行したWacomのペンタブ設定のままだとまず描けないんじゃないかな?と思います。そのあたりの設定は一からやり直しました。
プラス、iPadは本格的な液タブに比べると画面が小さいのでTabでウィンドウを全消しするショートカットがめちゃくちゃ活躍するんですが、あれをコマンドバーあたりに仕込んでおくと、いろいろと捗る気がします。
とにかく最短で漫画を描ける環境を整えたかったので、真っ先にペーパーライクフィルムを貼ってしまってフィルムなしの状態では絵を描いておらず、フィルムあり/なしによる書き心地の違いはわかりません。
ApplePencilはクーピーペンみたいな感じで先が太いので、どこが画面との設置点なのかわかりにくいのがすこし馴染みづらかったかな?
噂に聞いていた通り、ペン先と画面との視差(この場合、液晶と画面の空間?)はほぼないですね。すばらしい。
ここまで事前情報を仕入れて、つよすぎる協力を得て、それでも…それでもなかなか新しい道具には慣れることができず、まるまる2ヶ月ほど苦戦していたんですが。
ソフトの設定だけでなく物理的な環境もいろいろと変えて、ようやく(ようやく)板タブより描きやすい!と自信をもっていえるくらいまで慣れてきました。長かった…。
ひとまず、今のiPadまわりはこんな感じです。

物理的な環境を整えたいろいろに関しては、語り始めるとそれも長くなるので、需要があったらまたの機会に書くことにしますね。
ここまでのテキスト量が長すぎてちょっと力尽きました!
需要がなさそうだったらそっと黙るので、いつの間にか記事タイトルの(前編)の文字が取れていても気にしないでください。
あと、自分的には買って大正解だったんですが、画材との相性は本当に個人差があると思いますので、できれば店頭で試し描きをされてから購入することをお勧めします。
(筆圧感知設定もいじれるところでじっくり試し描きができると、なおよいかもです)
決して安くない買い物ですしね!
メーカーさんによって描き味のクセが違うので、自分にいちばん合った画材にめぐり逢えたらそれがベストだと思います。
◆◆◆
最後に、買ったもの一覧のリンクを張って締めさせていただきます。
iPadProの周辺パーツは第2世代・第3世代でそれぞれ対応しているものが違うので、くれぐれもご購入の前に確認をしてくださいね!
(特にApplePencilは、iPadProの第3世代に対応しているのがPencil第2世代なのでややこしいのです)
本体
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ペン
![]() |

ケース
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ペーパーライクフィルム
![]() | 「PCフィルター専門工房」 |

グリップ
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ケーブルは…確かエレコムのUSB-A - USB-C 変換ケーブルの短くて安いやつを買ったと思います。
スタンドは友人からのいただきものです。
力をかけたときにぐらつかないように、下に本を挟んで使っています。
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素材のわりに机に置いたときに滑らないなあと思っていたら、裏に滑り止めを貼っていてくれてたそうなのでそれも一緒に…!
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あと、クチコミで見かけたこちらも買ってみました。
コンパクトなわりにがっしりしていて安定感があります。
高さを調整しないで描いていると結構首と腰にくるので、自分の姿勢に合わせた台を用意した方がよさそうです〜。
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※ 最安値のリンクでは無いので、それぞれお求めやすいところでどうぞ〜
◆◆◆
〜2021年追記〜
iPadで描いた漫画はWeb上でも読めますので、どういう線(作風?)なのかを確認したい方は以下をご覧ください。
→ Pixiv
→ 個人サイト
(※ ジャンルは一言でいうなら一次創作ファンタジーです)
初期の頃は使用ソフトがコミスタだったので色々と作画環境に変化はありますが、できるだけ同じ仕上がりになるように調整しているので、少しは参考になるかもです。
リンク先の、本文16ページ目あたりからがiPadで描いた部分です。(それまでは板タブ使用でした)
→ Pixiv
◆◆◆
〜2022年追記〜
記事の後編(ソフトの追加設定&周辺環境の改良について)も書きたかったんですが、前編で力尽きていました。
というわけで、iPadを買われた方がよく悩んでいる気がする問題について追記しておきます!
追記 1) ペンを持っている手が画面に触れて、ヒゲみたいな線が描画されてしまう…
右手でも左手でも、そのまま使用していると画面に手が触れただけで反応してしまうのは困りものですよね。
手袋を使用されてる方もいらっしゃるようですが、自分は手になにかついているだけで落ち着かなくてどうにも合いませんでした。
…というわけで。

「環境設定」→「タッチジェスチャー」のところに「指でツールを使用」というチェックボックスがあります。
こちらをオフにするとうっかり手の側面や小指が画面に触れてしまっても誤操作が起きなくなりますので、お試しください〜。
(ただ、画面を長押ししてスポイトを使うことができなくなりますので、そこだけご注意ください!)
追記 2) ペン先が太すぎてどこが画面に設置してるのかわからない!
わかります、私もめっちゃこれ悩んでいました。
最初の2年は我慢して純正のペン先で描いていたんですが、今はエレコムさんのApple Pencil専用極細交換ペン先を使っています〜
自分は「いい感じ!」だったんですが人によって好みは分かれそうです。画面に接触した時の金属っぽい感触が気になる人は気になるかも?
— mizu@次回5/27更新 (@miz_circle) November 28, 2021
ちなみに、自分は筆圧がめちゃくちゃ弱くて筆圧で強弱はあまりつけずにショートカットで数値をいじりながら描くタイプです。ご参考まで。https://t.co/bBHW7FjCdp
ペーパーライクフィルムが面白いくらいガリガリ削れますが、個人的にはいい感じです。
フィルムは…消耗品と割り切って1年内に交換する感じで…
追記 3) 12.9インチでも画面の物理サイズが小さい
これもわかる…せめて18インチくらい欲しいですよね…(大きすぎると、持ち運びができるタブレットという用途とぶつかるので難しいのかもですが)
画面の物理サイズを広げることはできないんですが、tabキーですべてのパレットを非表示にすることでワークスペースを広くすることはできます。
左右のパレットがなくなるだけでもだいぶ広くなるので、ペン入れする時には非表示にしてることが多いです〜。(というか、パレット出してると描画部分がほとんど見えないですよね?!)
このショートカットはtabキーに割り当てられているのですが、片手デバイスやキーボードがない…という方はコマンドバーにも追加することもできます。
→ IPadですべてのパレットを隠す・表示するショートカットはありますか?
「メインメニュー」→「ウィンドウ」から、「すべてのパレットを表示する」を追加してみてください。
パレットの表示/非表示を切り替えるためのアイコンがでてきます。
Appleさんがお絵描きに特化した大き目サイズのiPadを開発中という風の噂も耳にしたので、iPad Pro MaxでもiPad Pro EXでもiPad Pro Kusodekaでもなんでもいいからもうちょっと大きめのが出てくれないかな〜と期待しています!
買った直後はすったもんだしていましたが、あれからすっかり慣れて、最近はほぼ漫画の作画はiPadです!
iPadでざっくり全体をペン入れして95%くらいまで作業→iMacにデータを持っていって最終調整して完成
という流れで描くことが多いです。
「泡沫(うたかた)に紡げ」第1話
— mizu@1/21更新 (@miz_circle) March 6, 2021
〜わたしと私の境界線〜 (1)
シリーズを最初から読みたい人はこちら
現在の話→ https://t.co/dJnGkmHZnW
過去の話→ https://t.co/8TlZ9yR7fW#漫画が読めるハッシュタグ #らくえれ pic.twitter.com/EUcuZ4lK9E
たまにTwitterでも作画ツールについてつぶやいています、よかったらお気軽にフォローどうぞ!
#デジタル漫画描きが答えるテンプレ
— mizu@1/21更新 (@miz_circle) June 24, 2021
「最終的には印刷するけど、Web媒体でも読めるように」というのを目指して描いています。
漫画サンプルとよく使うブラシも添えてみました、他の作例は固定ツイートからどうぞ! pic.twitter.com/vMzkws6437