2章4話目を最後まで公開しました(2)
4話目更新の補足・その2です。

4話目は、ここまで100ページ以上描いてきてようやく、作中で「そもそも魔法ってなんなんですか!」という話題の片鱗が見えてきた回でもありました。
最初からいきなり説明を入れまくってしまうと目が滑るかなと思って後回しにしていたんですが、後回しにしすぎたような感じもあり。
この辺のさじ加減は、とても難しいです。
1章では、世麓たち…この時代の記憶を持っている後世の人間が、魔法について「世界の法則に言葉で働きかける力」という表現をしていました。

で、星亜はというと「とある法則に基づいて、物質に干渉することができる力(ただし制限を伴う)」という言い方をしています。
わかるようなわからないような曖昧な説明ですが、この世界の人たちも全てをわかっているわけではないので。
使い方はわかっていても、その原理を全て知っているかどうかはまた別の問題だったりするので、この世界の「魔法」を使う人たちの大半においてもそんな感じなんじゃないかなと思っています。
あたりまえのようにパソコンを使って色々検索したりコミュニケーションしたりものを作ったりしているけど、どういう仕組みで動いているのかを正確に説明することは誰にでもできるわけじゃない(できる人もいる)…みたいな。
ひとまず「なんかすごいことができるんだな」「回復魔法・蘇生魔法にあたるものはないんだな」ということだけ覚えておいてもらえれば大丈夫です。死んだら終わりです。
この世界においての「魔法」は、わりと限定的な能力(というか技術?)なんですよね。
空間移動もできないし、時間を巻き戻したり早めたりといったこともできないし。
ただ、星亜は個人的な事情で魔法の原理的なところにも手を伸ばしていたため、肉体再生ができないという制限について疑っているようですが。
いろいろと試してみて、やはり不可能なことに変わりはなかったけど腑に落ちない…という感じかなと。
余談ですが、フクロウに関する会話のところで「(魔法は)肉体に直接作用することはできない」という書き方をしそうになって、慌てて修正しました。
1章では石化魔法っぽいものも出てきてるし、契約で身体能力がどうこうというのも思いっきり肉体に作用しているし、その書き方だと矛盾が生じてしまう…

ここをもうちょっと詳しく説明するとですね。
会話ができる生き物にするためには、フクロウの脳そのものを作り替えないといけないので、その領域は「魔法」だと不可能なんです。
でも、音を出すだけなら空気の振動を伝えればいいので、フクロウを媒介にしてそういう現象が起こるようにすることはできる…と。そういうことらしいです。
◆◆◆
肉体云々という話がでてきたので、そちらに関しても。

一応釐於子のためにフォローしておくと、別にこの人の頭が弱いんじゃなくて(ちょっと弱そうではありますが)この時代の一般人たちにとっての生き物の認識全般が、だいたいこんな感じなのです。
この時代においては「人の体は神様の似姿で不可侵なものだから」という理由で、医学を身につけている専門職である薬師(くすし)以外は、具体的なヒトの構造を知ることを許されていません。
(現代の人間と比べると免疫力も再生力も強く、病気にもかかりにくいので、怪我でもしない限り薬師の出番がないというのもあります)

2話目でちらっとこんな感じの会話が出てきていましたが、基本的には(たとえ人助けのためであっても)勝手に解剖とかをするのもNGなようです。
もちろん勝手にくっつけるのはもっとダメなので、砒削の趣味は問題外ですね。
釐於子と星亜の介入がなくてもそのうち、がさ入れで捕まっていたことでしょう。
生物学を学べるところがあるわけでもなく、気軽に読める学術書があるわけでもなく、もちろんグーグル先生もいないので。
ヒトの構造…ましてや見えないおなかの中がどうなっているのかというのは、一般市民には知る由もないのかもしれません。
「切ったら血が出るね、中に固い骨があるね、なんか胸のあたりで常にドクドク言ってる気がするね?」くらいの認識なんじゃないでしょうか。
なので、「ヒトは動物と変わりないんだよ!」と主張しても「何言ってんだこいつ…」みたいな反応が返ってくるのはある意味、当然といえば当然だったのかもしれません。
3話の冒頭で彩緋が「叡智を讃えるくせにそこに鍵をかける」と、この社会の矛盾について一言物申してしていたのは、そういうところも含めての皮肉だったのでしょう。
…とはいえ。別の世界を生きている作者である自分も、自分の体の仕組みについて本当にわかっているのか?と問われると、いまいち自信は持てないわけですが。
先日も傷口が治るメカニズムについて調べていて、ははーなるほど…と思うことがたくさんありました。
世の中も自分のことも、何年生きててもまだまだ知らないことだらけです。
◆◆◆
若干、話題が逸れましたが。
そんな感じで、魔法がどうとか肉体がどうとか話していたら、たのしい(?)お祭り回だったはずがいつのまにか緊迫した雰囲気になってしまいました。
なんかもう引きからして「あああ…」な感じですが、次の冒頭は………いえ、野暮なことを言うのはやめておきましょう。
2章「永遠に続け」は、紙媒体では(おそらく)全5巻になると思うのですが、Web版は全8話での公開を予定しています。
つまり、分量的にはちょうどここで折り返しになる(かもしれない)わけですね。
次のお話は内容的にあまりブチブチ切りたくないので、一回あたりの更新ページ数を増やしていこうかなと思っています。
そのかわり更新ペースはちょっと緩やかになるかもしれません。
楽しんでいってくださいね!とは言いづらい展開ですが、ここまで引っ張ってきたことの決算第一回みたいなあれこれが待ち構えておりますので、よかったらおつきあいいただけますと嬉しいです〜!

4話目は、ここまで100ページ以上描いてきてようやく、作中で「そもそも魔法ってなんなんですか!」という話題の片鱗が見えてきた回でもありました。
最初からいきなり説明を入れまくってしまうと目が滑るかなと思って後回しにしていたんですが、後回しにしすぎたような感じもあり。
この辺のさじ加減は、とても難しいです。
1章では、世麓たち…この時代の記憶を持っている後世の人間が、魔法について「世界の法則に言葉で働きかける力」という表現をしていました。

で、星亜はというと「とある法則に基づいて、物質に干渉することができる力(ただし制限を伴う)」という言い方をしています。
わかるようなわからないような曖昧な説明ですが、この世界の人たちも全てをわかっているわけではないので。
使い方はわかっていても、その原理を全て知っているかどうかはまた別の問題だったりするので、この世界の「魔法」を使う人たちの大半においてもそんな感じなんじゃないかなと思っています。
あたりまえのようにパソコンを使って色々検索したりコミュニケーションしたりものを作ったりしているけど、どういう仕組みで動いているのかを正確に説明することは誰にでもできるわけじゃない(できる人もいる)…みたいな。
ひとまず「なんかすごいことができるんだな」「回復魔法・蘇生魔法にあたるものはないんだな」ということだけ覚えておいてもらえれば大丈夫です。死んだら終わりです。
この世界においての「魔法」は、わりと限定的な能力(というか技術?)なんですよね。
空間移動もできないし、時間を巻き戻したり早めたりといったこともできないし。
ただ、星亜は個人的な事情で魔法の原理的なところにも手を伸ばしていたため、肉体再生ができないという制限について疑っているようですが。
いろいろと試してみて、やはり不可能なことに変わりはなかったけど腑に落ちない…という感じかなと。
余談ですが、フクロウに関する会話のところで「(魔法は)肉体に直接作用することはできない」という書き方をしそうになって、慌てて修正しました。
1章では石化魔法っぽいものも出てきてるし、契約で身体能力がどうこうというのも思いっきり肉体に作用しているし、その書き方だと矛盾が生じてしまう…

ここをもうちょっと詳しく説明するとですね。
会話ができる生き物にするためには、フクロウの脳そのものを作り替えないといけないので、その領域は「魔法」だと不可能なんです。
でも、音を出すだけなら空気の振動を伝えればいいので、フクロウを媒介にしてそういう現象が起こるようにすることはできる…と。そういうことらしいです。
◆◆◆
肉体云々という話がでてきたので、そちらに関しても。

一応釐於子のためにフォローしておくと、別にこの人の頭が弱いんじゃなくて(ちょっと弱そうではありますが)この時代の一般人たちにとっての生き物の認識全般が、だいたいこんな感じなのです。
この時代においては「人の体は神様の似姿で不可侵なものだから」という理由で、医学を身につけている専門職である薬師(くすし)以外は、具体的なヒトの構造を知ることを許されていません。
(現代の人間と比べると免疫力も再生力も強く、病気にもかかりにくいので、怪我でもしない限り薬師の出番がないというのもあります)

2話目でちらっとこんな感じの会話が出てきていましたが、基本的には(たとえ人助けのためであっても)勝手に解剖とかをするのもNGなようです。
もちろん勝手にくっつけるのはもっとダメなので、砒削の趣味は問題外ですね。
釐於子と星亜の介入がなくてもそのうち、がさ入れで捕まっていたことでしょう。
生物学を学べるところがあるわけでもなく、気軽に読める学術書があるわけでもなく、もちろんグーグル先生もいないので。
ヒトの構造…ましてや見えないおなかの中がどうなっているのかというのは、一般市民には知る由もないのかもしれません。
「切ったら血が出るね、中に固い骨があるね、なんか胸のあたりで常にドクドク言ってる気がするね?」くらいの認識なんじゃないでしょうか。
なので、「ヒトは動物と変わりないんだよ!」と主張しても「何言ってんだこいつ…」みたいな反応が返ってくるのはある意味、当然といえば当然だったのかもしれません。
3話の冒頭で彩緋が「叡智を讃えるくせにそこに鍵をかける」と、この社会の矛盾について一言物申してしていたのは、そういうところも含めての皮肉だったのでしょう。
…とはいえ。別の世界を生きている作者である自分も、自分の体の仕組みについて本当にわかっているのか?と問われると、いまいち自信は持てないわけですが。
先日も傷口が治るメカニズムについて調べていて、ははーなるほど…と思うことがたくさんありました。
世の中も自分のことも、何年生きててもまだまだ知らないことだらけです。
◆◆◆
若干、話題が逸れましたが。
そんな感じで、魔法がどうとか肉体がどうとか話していたら、たのしい(?)お祭り回だったはずがいつのまにか緊迫した雰囲気になってしまいました。
なんかもう引きからして「あああ…」な感じですが、次の冒頭は………いえ、野暮なことを言うのはやめておきましょう。
2章「永遠に続け」は、紙媒体では(おそらく)全5巻になると思うのですが、Web版は全8話での公開を予定しています。
つまり、分量的にはちょうどここで折り返しになる(かもしれない)わけですね。
次のお話は内容的にあまりブチブチ切りたくないので、一回あたりの更新ページ数を増やしていこうかなと思っています。
そのかわり更新ペースはちょっと緩やかになるかもしれません。
楽しんでいってくださいね!とは言いづらい展開ですが、ここまで引っ張ってきたことの決算第一回みたいなあれこれが待ち構えておりますので、よかったらおつきあいいただけますと嬉しいです〜!
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