Cyber Stage

Diary

近況

感想フォームから「続きを楽しみにしています」ってメッセージくださった方、どうもありがとうございます!
まずはお礼だけでも〜と思ったので!!
描いたお話を読んでもらえること、本当に本当に嬉しいです。

しかしこう…5月って一年で一番気候が安定してて過ごしやすい月のイメージだったんですが、今年はなんかもうめちゃくちゃですね?!
寒暖差と気圧の変動が腰にくるんですよ…

あれから腰はよくなりかけたりぶり返したりの繰り返しで、これもしかしたら完治しないのでは?という境地にたどり着きかけています。
仕事もしてるし普通に生活してる分には平気なんですけど、長時間同じ姿勢で力をかけ続けてると痛くなってくるんですよね。
何年もだましだまし付き合い続けるはめになりそうだなあ。
初期の段階でいったん全て諦めて治療に専念しておくべきだったのだ…みなさんほんと気をつけてください。とほほ。


そんなわけで、机の前に座っている時間を最低限に保つ必要があるので今はイラスト描いたりはいったんストップして、本編の作画に全振りしています。
描きかけの絵もいくつかあるし練習したいこともいっぱいあるんですが、なにが最優先か?って考えるとやっぱお話の続きを描くことかなかって…
絵が描けないことよりも、物語の続きが紡がれないままでいることのほうが自分は嫌なんだなと思いました。

休み休みなのですごくスローペースですが、6話目も折り返し地点まできました!
ちょっと自分の感性(というか物語の感受性…?この内容からそういうものを受け取るのか〜という方向性…??)に自信がなくなりかけた時期があって、後半の作画をしてる中で「自分の中ではこれしかない!って展開なんだけど、もしかしたら人には伝わらないやつなんじゃないだろうか…」とか迷い出してりもしてたんですが、もうそこはいったん最後まで描き切ってみないとわからないことなので最後まで走ります。

漫画もむずかしいけど、そもそも物語自体がむずかしいんだな…正解がないものはなんでもむずかしい。
目的にしているゴールが自分の中にしかない感覚的なものだと、なおさら。

ふわふわのピヨピヨ

めげずにいきましょう。ピヨピヨ。

 
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「泡沫に紡げ」4話目折り返しです

「泡沫に紡げ」4話目 〜おわりのはじまり〜
折り返し地点に差し掛かりました!



サブタイトルが不穏なのに加えて、よりによってなコマで引いてしまったので、いただいた反応に「ざわ…ざわ…」な気配を感じています。
いやまあでもこの世界、設定上どういうところに着地するかは公言されてますので…そこまで予想外のことは起こらないんじゃないかなと思います。
なので…大丈夫ですよ(?)

なお、うたむげ4話目は3章「幻影に望め」とあちこちがリンクしている回でもあります。
翊羅視点でのお話は、元々は3章「幻影に望め」の中編エピソードとして考えていたので接点が多いんですよね。

このあたりとか。

このシーンを描いたのって6年半前(!?)なんですけど、冒頭の放火についてもそう遠くないうちになにかがわかる…かもしれません。
もっとサクッといくつもりだったのに、(主に作画スピードの関係で)こんなに経ってしまった…!

自分自身、漫画内で具体的にどういう表現をしていたかもうだいぶ忘却の彼方になっているので「幻影に〜」を読み直していたんですが。
あ〜これは先に4巻を読んでくださった方にミスリードを招いてしまうかも…な点に気づいてしまったので、そこだけは直接補足させてもらうかもしれません。

自分だったら「わかった!これはアレのことだな!」って勘違いしてしまうかもしれないなって部分があって…中途半端に情報を伏せながら小出ししてしまったのが敗因なんですが。
いやそもそもそんな細かい情報覚えてないよってケースの方が多いと思うので、大丈夫だとは思うんですけどね!
色々と情報が絡み合ってくると、深読みの必要がないところにも関係性を見出せるようになってしまうのでむずかしいですね。
1章&3章は全般的に、情報の取捨選択に関して「やっちまったな〜」なポイントが多々あります。


4-4進捗-2022-06

折り返し回(の予定)である4話の中間地点まできたので、ここからはもううたむげ後半戦ということにしてもよいのではないでしょうか?
後半!後半ですよ!!終わりが見えてきた!!!(冷静な自分「そんなことはない」)

余談ですが、2〜3話は自分の中で「新世代爆誕編」という脳内サブタイトルがついていまして、それに対して4〜5話目は「●●●●RTA編」です。
特に4話目は断続的に場面が切り替わるのでちょっと落ち着かない回かもしれませんが、思い出した頃にでも読み返してもらえたら嬉しいです。

◆◆◆

いやしかし最近は気候の変化が激しいですね…
そのせいもあるのかないのかわかりませんが、ここんとこ特に回復力の低下がひどくて、平日の夜は仕事が終わった後にもうなにもできない〜って大の字になってしまうことが増えてきました。

いえ、もともとあまり体力がないのでただの老化のような気もしますが。
これまでにできてたことができなくなってくのって、地味にメンタルを削られますよね。

疲れがとれない

王国のみなさんの精神が心配です。(真顔)

というわけで、適度にペースを緩めないと生活が崩壊しかねないので今後もちょいちょいお休みを挟ませてもらうと思います。(とはいえ更新してない週末もコツコツ描き溜めはしてるんですが)
静か動かと言われたらどちらかというと静な章で、あまりアップテンポで読ませるタイプのお話じゃないので、ちょっとペースが落ちてもそこまで印象は変わらないんじゃないかなと。

漫画はね…完成まで走り続けないといけないフルマラソンみたいな感じなので…
なんとか倒れないようにやっていきたいですね!

今週の金曜から後半の公開をスタートするので、続きも読んでもらえたら嬉しいです。
よろしくです〜!


 

途中経過

………うーん!

4-3扉途中経過01

4-3扉途中経過02

4-3扉途中経過03

4-3扉途中経過04

最初にざっくり色を置いただけの状態の方がいい感じだったりする現象…

いまだに色ぬりがよくわかりません、もうちょい調整するかもです。
毎回扉絵をカラーで用意するルールにしてしまったので3話目用に描いています。


〜4/27追記〜
できた!色補正したらしっくりきたのでこれでいきます

4-3扉途中経過05




うたむげ3話目のネームできました!

漫画作業がキリのいいとこまで進むまではつぶやかんとこ…って思っていたら黙りこんだまま週末が終わってしまいました。
報告したのかしてないのか忘れてしまいましたが、3話目は42ページです。
最終的に、詰め込みすぎてて余韻がないな…と思ったので2ページ増やしました。やると思いましたよ(真顔)

うたむげ4-3ネームできたよ

ページ数を削りたい気持ちでいっぱいだったんですが、最近らくえれの後半を読み返していて「ここでもう1ページ使っておけば、いい感じに余韻が生まれたのに…」ということが多すぎたので耐えきれませんでした。
耐えてくれ…作画の自分…(あと読み手の方も…)


週末、友人に最終チェックしてもらったので、あとは「ここちょっとわかりにくいよーん」って指摘してもらったとこを何箇所か修正したら下書きに専念できるはず…です!
4章に入ってからは内容がデリケートなこともあって毎回ネームチェックしてもらっているんですが、自分で「ここわかりにくいんじゃないかな」って思っているポイントと、第三者から見て「なんぞ?」って感じるポイントって違うんですよね。
特に1話目の時が顕著でした。
自分で「意味不明じゃない?大丈夫??」って心配してた部分は特に言及されないで、ノーマークだったところが読んでいて引っかかるという!

たぶん、自分の中の主観がつよすぎて実際に描いているものが人から見てどう見えるのか?というのが客観視できなくなっているんですよねー。
描いている自分の主観や思い込みがないと作品にのめりこむことができないので、そもそも何も作り出すことができないわけなのですが。
じゃあそれをどうやって第三者に伝えるか?どれだけ伝わっているのか?というのを考えるターンだと今度はその主観が邪魔をしてしまうという…
漫画に限ったことではないですが、自分の視点と他人の視点がどっちも必要だーっていうのがほんとむずかしいです。

だいぶ調整したので、これで最低限、内容が伝わるネームになってるとは思うんですが…
「内容が伝わる」のと「表現したかったことが伝わる」のって、ちょっと違うので…そこもむずかしいです。
まあでも、描いて形にして見てもらわないと伝わるかどうかもわからないので。
覚悟を決めて、エイッて描きます。

ネームからいきなりペン入れできればいいのになっていつも思うんですが、何度か挑戦しては事故っているので地道にいきましょう。

4-3ネームの一部



そういえば。
前の記事で、生まれたばかりの赤ちゃんってお乳を吸啜反射で吸って飲むのでスプーンから飲んだりはできないのでは?って思い込んでいたんですが、そんなことないんですね…?!

災害時に覚えておきたいスプーン授乳とコップ授乳
リンク先はあくまで災害時などの非常事態に向けての記事ですが、スプーン授乳というものもあったんですね。
完全に勘違いしていました。
子育て経験者の友人にも相談してしまいました。知らないことばかりだ…

最初、作中では擬似哺乳瓶のような代用品を使おうと思っていたんですが。
そもそもこの世界の人たちはヒトの赤ちゃんについて何も知らないので、初期の頃はお匙で乳を飲ませてあげようとするほうが自然かもしれない…と慌てていくつかのシーンを修正しています。
普通に絵の資料を集めて漫画のネームを切るだけでも大変なんですが、この章はとにかく「わからない&知らない」ことを調べるのに消費しているエネルギーが多いのでした。

よく知らないことを調べて知った上で、知らない人間の思考を想像してこの人だったらどうするかなあと考える工程が必要というか…?
文章を書いていても混乱してきます。

◆◆◆

ところで、年が明けてからずっとうたむげにかかりきりになっているのに、なぜか「何も…作っていない…」という認知のバグに囚われています。
「もしかしたら、ここ1年ほど本を作っていないせいでは?」とふと気付いたので、これまで描いた原稿をまとめて自分用に本を発注してみました。

うたむげ試作版表紙

これは、本を作るために必要だったのでひとまず仮で用意してみた表紙データ。
自分用なのでいつものレイアウトも完全に無視して、キラキラしたパール調の紙にPP加工をお願いしてみました。
どんな本ができあがるかな〜楽しみ!

B5サイズで90ページ近い本なのに、オフセットにこだわらなければ1000円以内で1冊からできちゃうんだな〜すごいな〜って価格表を見ながら思っていたんですが、むしろ送料をいれなければ&納期を長めにとればワンコインでできてしまってびっくりです。
最近のオンデマンド料金…本当にすごいですね…

長期にわたって頒布する関係でシリーズものの同人誌はオフセット印刷にこだわっているんですが、もしかしたらこの先、金銭&在庫保管の関係で厳しくなってくる時がくるかもしれず。
その時には同人継続が無理になるかもなあと思っていましたが、オンデマを利用すればなんとかいけそうな感じもしますね。
なんとか最終巻まで紙で出したいところです。


そもそも、このシリーズは本にするつもりで描き始めたのにその活動がずっと遮断されてましたからね…!
そこまで社交的なほうじゃないし、今はWebでも作品を公開できるし、家にこもって描き続けるのも全然平気だわ〜余裕だわ〜って思っていたけど、じわじわエネルギーが枯渇していたのかも。
人がたくさん集まるところへの移動をずっと控えていましたが、もしこのまま感染者数が再爆発しないようだったら来年5月のコミティアには申し込んでみようかなと思っています。

とはいえ。
ものすごく体力が落ちてしまっているので…
復活回では搬入量も減らして、早めに撤収することも視野に入れてまずはリハビリから〜みたいな感じですかね。

うん。5月を目標に、そろそろ動き出してみるのがよいのかも!

…と、いった感じの近況でした。
Twitterに顔を出す元気がないときは、こんな感じでたまに報告しにこようと思います。


 

ネーム難航中、そしてリヴリー

ネームに…難航しています…
給水ポイントになるはずの回だったのに、どうして…こんなことに……
(A. そのままだとおもしろくないとおもったからです)
あまり浮上するたびに進まねえ進まねえつぶやいていたらしつこい気がしてきたので、ここでぼやくことにします。

これは、全ボツになったあたりのセリフたたき台。

全ボツになった部分


アレなんですよね。
出来事ベースで個人の感情にあまり焦点があわない…というかあえて口から出ている言葉を中心にして誰がなにを考えてるのかわかりにくくしてる回なので、油断するとものすごく説明的な漫画になっちゃうんですよね。
(メイン登場人物の翊羅があまり感情を表に出さないタイプなのもあり…虹瑠も、この章だと色々あってちょっと一線引いてる感じになってますし)

あと、最初にクライマックスにもっていこうとしてたシーンを「この回で一番やりたいことはこれじゃないな!」って判断してサブにしちゃったんですけど。
「これじゃない」と思いつつも、せっかくあれこれ膨らませたのにもったいないな〜って意識が無自覚に働いて、1話の中でのエピソードの優先順位がおかしくなってるのかもしれません。
初期イメージに引きずられてるというか。


納得いかなくてもなんでもいいから一度最後までネームを切ってみて、そこから叩き壊して再構築した方がよいのかもですね。
二度手間になるけど…なんか違うな〜って悩んで止まってしまうよりは!

改めて、今、描きたいと思ってることは漫画にしたときに映えるようにするのがむずかしい内容なんだなと思いました。
物事を殴らないで解決するようにしたいんですけど、殴った方が場は盛り上がるんだなあ(身も蓋もない)
会話劇が中心なのに「ど…どうなってしまうんだ…」ってのめりこめる作品をもっと読んで、参考にさせてもらう期間も必要なのかもです。


最近つくづく思うんですけど…
(つくづく思いすぎて、前にもTwitterでつぶやいたんだったかブログに書いたんだったか、それとも書いてないんだったか忘れちゃったんですけど)
「わあ〜面白そうだなあ(ワクワク)」ってイメージの湧いてくる冒頭を描くスキルと、それなりに長いお話を破綻させずに「ここに…ここにたどり着くんだったのか…(ブワッ)」ってところまでもっていくスキルってまったく違うんですよね。

どっちが重要というよりどっちも大事なんですけど、後者のスキルって伸ばしていくのが難しいと思うんです。
なにかしらのかたちでお話を完結させないと身につかないから。
そして、長編に必要なのがまさにそのスキルなんだろうなあと身にしみて感じています。

漫画って作業量が鬼なので、根気よく描き続けるだけでも結構たいへんなんですが(心が折れる要因がアホみたいにありますし)それ以上に毎話毎話「おはなし」的な完成度をキープしつつ、着地してほしいところに誘導するというのは本当にむずかしいんだなあと実感中です。
ストーリー漫画、後半になればなるほどネームの難易度があがりませんか?(白目)


そろそろ2話目ラストをアップしてから一ヶ月経ってしまったな…って気持ち的に焦ってしまってるので、それもよくないんでしょうね!
作画をしている間は他のことがほぼおざなりになるので、手を止めてる期間に溜まってしまった用事を倒していると数週間なんてあっという間なんだなと。

まあでも生きるために色々やらないといけないので…(真顔)仕方ないですね。
そりゃそうじゃという感じですが、生活費も稼がないといけないし…
本格的に寒くなる前に通院系と設備投資と役所の手続き系は一通り終わらせることができそうなので、そこはがんばったと思います。

◆◆◆

ところで、実は今月前半にリヴリーアカウントを作っていました。(小声)
スクショをまとめる場所がほしかった&気軽にかわいーって思ったものをRTしてコメントできるアカウントが欲しかったので!



リヴリーアイランド、そこまで複雑な育成要素はないので現状島とホムの着せ替えアプリなんですけど。
着せ替えメインだけど「課金しないとかわいいコーデができない!」って感じじゃなくて、無課金でもデイリーミッションで溜まった通貨でそれなりにいい感じの組み合わせになるのがよいなと思っています。
逆に時間がなくてフレンドさんに水やりができないなって人は、課金して交換を駆使すればわりと手軽に欲しいアイテムが手に入るので、その絶妙なバランスが好ましいなあと。

今のところ、交換および譲渡はアプリ内のフレンドさんとしかしないようにしてるんですが…
(トラブル防止というわけではなく、ある程度行動パターンのわかってる人だと安心してやりとりできるので〜!)
ものすごく欲しいものができたらそれを持っているひとを見つけ出して、その人の欲しがっているものを狙って引くという謎の遊びを楽しんでいる気がします。

頭を使いすぎて&急に寒くなって疲れてるので、隙間時間でちょっと違うことがしたいのかもしれません。


 

メエ〜とかオギャーとかの話

うたむげ2話をキリのいいところまで描き切ったら補足したいと思っていた、ちょっとディープなお話についてです。
あまり「みなさん読んでください!」という内容ではないので、一つ前の記事とはわけて奥の方にしまっておきました。

別記事の続きなので、まだ読んでない方はこちらから先にどうぞ!
「泡沫に紡げ」2話目完結しました

2話目は…もう本当に…本当に……これ描くの?描いていいの??引かない???
お前になにがわかるというのだ???(?)描いてしまって責任(?)を取れるのか?…と、悩みに悩んでGOしたお話でした。
ついにTwitter上でセンシティブ設定まで使ってしまいましたしね。

とはいえ、実際には「どこがセンシティブなの?」って人が大半だったのかもなという感触もしていますが。
キツい人にはかなりキツい内容だったんじゃないかなと思うんですよね。
どの程度他人事として捉えるか&行間や描かれていないところまで鮮明に想像するかによって、受け止め方にものすごく個人差があると思うので…
事象ひとつとっても、イメージだけで捉えているか否か、何をどこまでどんな風に経験しているかでも印象がかなり違うでしょうし。

友人にも相談に乗ってもらったりしたんですが、今回ばかりは個人制作の限界を感じました。
「これくらいの描写ならセーフなんじゃないですかね」という編集さんの助言…ほしかったな…


いきものが産まれてしまった関係で生物的にも色々な意味であやういところを描いているので、そのあたりも監修してくれる人が切実に欲しかったです。
でも、漫画ってリアルに描写すれば面白い話になるか?というと、それもまた微妙なんですよね…
(そもそも壁に叩きつけられても骨折すらしてなかったりする温度感のお話なのに、一部分だけリアルにするのもバランス悪いですし)

仮にこの漫画がもうちょっと青年誌よりの絵柄だったら、徹底的にリアルさ重視で描いたかもしれないんですが、そういう作風でもないですし。
このくらいがいいんじゃないかな…?というところに落ち着かせたつもりです。

いったんネームを切り終えてから2週間くらいこねくり回してて、最終的にはもういっちゃえー!という感じで描きはじめましたが「なんとか大丈夫じゃないですかね」なところに着地していたならなによりです。
無理だわーってなっちゃった方にはごめんなさい。

◆◆◆

ええと…最後まで公開してから触れようと思っていたことがたくさんあるんですが。

ひとまず、作中でどう描写するか迷った&読んでいて気になった人が多いんじゃないかなというポイントをひとつずつあげていきます。
Twitterでつぶやいた内容も含みますが、人によってはもしかしたら気分が悪くなるかもしれないので、無理だなと思ったら途中で回れ右してください。


■ 妊娠期には肉体に変化があるはずだけど、気づかなかったのか?

初期の頃はともかく、7〜8ヶ月目頃になってくるとさすがに外から見た時の変化は隠せないですもんね。
これについては、本人も周囲も気づいてはいたけど、どういう現象なのかわからなかったため謎の病気だと思われていました。
おそらく、腹水のようなお腹の膨れる病気もあったため区別がつかなかったんじゃないかなと。

ただ、胎動については本人しかわからなかったため、作中のケースでは自分の身になにか尋常じゃないことが起きていると自覚しつつも怖くて誰にも言い出せず、あの女性は最後までなにもわからないまま恐怖と混乱の中で亡くなってしまったのではと…
彼女の視点で見たら、本気で地獄のような話だと思います。

おまけに、描写はされてないですけど同様の悲惨な出来事はあちこちで同時多発的に起きていたわけで…
いえ、見えないところで実は色々な悲惨なことが起きているという点では現実も充分そうなんですけど。
なんですけど…視点をかえるとあまりにやりきれないので、この件に関してはちょっと自分もグロッキーになりました。


未知の変化

本編ではサラッと流してしまいましたが、実はこの辺で女性には肉体の変化がはじまっています。
(初期ネームでは詳しく説明しようと数コマ使っていましたが、色々思ってカットしました)
出産ができる体に変質したため、現実と同じでたぶん一ヶ月周期であれこれ起こるようになったわけですが、あれも…相当恐怖な現象なんじゃないかと思うんですよね。
だってそんな定期的に…血を流して…?しんどいし痛いし不安定になるしで「なんの病だ?これもしかして死ぬのでは??」って大パニックになったんじゃないかなあと。

個人差はありますが肉体への負担も大きいので、これまでと同じ仕事をすることができなくなった人も中にはいるかもしれないですね。
種の保存のためとはいえ、改めて考えると本当に無茶な設計だな〜〜〜〜と思います。
たまたま人間だけが変な方向に進化しちゃったから、肉体と社会の仕組みとがあってなくて大変なんだよといわれればそれまでなんですけど!


■ 動物の「仔」を見慣れていた人がヒトの赤子を見て、同じ存在だと認識できるか?

これはTwitterでも触れましたが、羊などの赤ちゃんは羊膜に包まれたまま体の外にでてくるので、実のところヒトと見た目的にはそこまで近くないんじゃないかな〜とも思うんですよね。
生まれたての仔羊、最初はヨロヨロしていますが数十分で立ち上がりますし。つよい。
虹瑠のセリフは「あっこれ知ってる!」というニュアンスではなく、「小さくてベトベトしていて…この弱々しさ…あれ?これってもしかして…」という直感をそのまま口に出してしまった感じなんじゃないかな?と。

仔を見た時の虹瑠

なお、羊の羊膜はお母さん羊が舐めながら剥がしてくれることが多いみたいです。
動物が赤ちゃんをペロペロ舐めるのってきれいにするためだと思っていたんですが、それ以上に体表を刺激して血行をよくして呼吸中枢を覚醒させることが重要らしいですね。
あと、お尻を舐めて最初の排泄を促したりとか。

動物はお産にかかる時間が短いので、仮死状態で生まれてくるのだとかなんとか…あれはいわば蘇生させるための行為なんですね。
ヒトの赤ちゃんが生まれてすぐ産声をあげて呼吸を始めることができるのは、出産時間が長くて外の世界に出てくるまでに産道で刺激を与えられるからだそうです。

めん羊農家さんが色々な文献や録画を公開してくれているので一時期片っ端からそういうものを見ていたんですが、「そ、そうなの…?!」ってことだらけでびっくりしました。
胎盤もムシャムシャ食べちゃったり……

野生での出産は肉食動物に襲われる危険があるため血の匂いのするものを処分する本能があるとか、普通に栄養補給のためとか色々理由はあるそうです。
産後のお母さんはエネルギーを使い果たして栄養失調状態ですしね…胎盤ってつまりプラセンタですし…
海外ではヒト胎盤も食べてる人がいるみたいですね。世界って広い。


■ 臍帯と胎盤はどうなったのか?

臍帯(へその緒)と胎盤の描写をどうしようかなというのも、ちょっと…いえかなり迷いました。
どこかでへその緒について触れておく必要があったので描かざるを得なかったわけですが。
切って処置するという概念がなかったので、たぶんしばらくはくっつけたまま…にしてたんじゃないかなと思うんですが…いやでも、羊やヤギの出産で処置していた経験を活かして切っていた可能性もあるかなあ。

ちなみにへその緒と胎盤は、2~10日ほど自然乾燥させると取れるものなんだそうです。
海外だと自然に取れるまで無理に切らないでおくロータスバーズというやり方もあるそうなので、そういう方向でなんとかした可能性もありますね。
「ヒトの出産」に対する最適解がまだ見つかっていない世界ですゆえ…


赤ちゃんもびっくりですけど、臍帯につながっている胎盤も見た目的に相当びっくりですよね。
あれの描写をどうするか、というのも結構ギリギリまで悩んだポイントだったんですが。

ええと…ほんとこういう話に関しては専門家じゃない上に経験も足りていないので間違っていたら申し訳ないんですが。
赤ちゃんが産まれてから胎盤が出てくるまでの期間が、いわゆる分娩第3期なわけですよね。
出産後、数十分くらいしたら後陣痛で胎盤がはがれて出てくると認識しているんですが、たいていは助産師さんがおなかを押したり引っ張ったりして手伝ってようやく出てくるもので。最後の最後まで結構たいへん…なわけですよね…?
(これも個人差があるんでしょうけど)

もし仮に出産直後に事切れてしまったんだとしたら、果たして胎盤は自然に出てくるものか?まだ体内に残っているのが自然なのでは?というのがわからなくて。頭を抱えていたんですよ。
いやでも亡くなったタイミングによっては出てくることもあるのかなあとか。

困り果てた末に、自分が出てくるときは胎盤どうだった?とわざわざ母に聞いてしまったんですが、よく見えないところであれよあれよと事が進んでしまってまったく記憶にないそうでした。
ネットで体験談を調べた感じだと、胎盤に関しては見せてくれる病院とそうでないところがあるんですかね。

諸々くっついたままお湯で体を拭いたとして、そのまま布でくるんで移動させて…というのはものすごく大変そうだなと思うので、落ち着いたタイミングで消毒して切っていたかもしれないですね。
最終的にはどのパターンでも解釈できるように、必要以上のことはあえてはっきり描かないようにしました。

紫牙郡の第二世代

動物の臍帯は出産時に途中で切れてしまったり母親が噛みちぎることが多いみたいですね。
羊やヤギの赤ちゃん動画を見ていると、たまにひからびかけたへその緒がぶらさがったまま遊びまわってたりする子もいたりして…つ、つよいですね。


■ 亡くなった母体から乳は出るのか?

これは…これもかなり悩んだんですが、どうなんだろう…

まず、母乳は血液から作られるわけですよね。
(赤血球は取り込まれないので赤くならないとか、生成されるカゼインミセルという物質に光が当たって乱反射するから白く見えるとかなんとか、このあたりのメカニズムも調べてみると色々興味深かったんですが割愛します)
脳が停止してしまえば乳を作れというホルモンからの指令も止まって生成されなくなるけど、死後硬直がはじまる前ならすでにできている分が出るのではないか…とも思ったのですが。ですが。

そもそも、母乳(初乳)が出はじめる時期は平均すると産後2〜5日だそうで、生まれてすぐ授乳をはじめても実は最初の1〜2日はほとんど出てないことが多い…そうです…ね…?
産まれた直後は、後々のため…プロラクチンを分泌させるためにも必要なので赤ちゃんにお乳を吸ってもらう訓練はするけれど、吸っていてもほとんど飲めていないケースも多いのだとかなんとか。
赤ちゃんも、体力がないので吸う動作だけで疲れて眠っちゃったりとか。
こういうのは相当個人差があるだろうし、一概にはいえないだろうなとも思うんですが。


さらに、産まれたての赤ちゃんの胃袋の容量はとても小さく、さくらんぼくらいの大きさしかないそうです。そういう意味でも大量には飲めないんですね。
そういった状況に備えているのかどうかはわかりませんが、赤ちゃんは産まれる前の数週間で皮下脂肪と細胞外液を体にたくさん蓄えて生まれてくるので、数日間はお乳が飲めなくてもなんとか大丈夫だったりするんだとか…?
「産まれたどー!」なご報告でお見かけする赤ちゃんがみんなもっちりとしているのはそういう理由なんだなあと、妙に納得したのでした。
少しむくんだ状態で生まれてきて、しばらく体重が減るのは自然なことなんだそうです。

なので、作中では必死であれこれ試していましたがあの場合は「飲めていてもいなくても、実はそこまで大差はなかった」のかな?とも思いました。
ただ、その場はよくても数日後に飢えてしまうのでどのみち代わりの食べ物は必要だったんですけど。

あと、作中ではわかりやすさ重視にしてしまいましたが、いろんな方の体験談を拝見した感じだとはじめての授乳ってそんなに簡単にはいかないというか、実際には軽く咥えさせただけで吸ってくれるような生易しいものじゃなさそうですよね。
(これも個人差はあると思いますが、体験談をあげてくださっている方の手記を読んでは「お疲れ様です…」という気持ちになりました)
よくイメージ画像としてあげられる聖母像みたいなおだやかな感じにはいかないんですね。
生まれたての命を育てるということは、食事ひとつとっても体を張ってのバトルなんですね。いやはや…


■ ヤギミルクって飲ませて大丈夫なの?

現代の価値観で考えると殺菌していない家畜の乳を新生児0日の赤ちゃんに飲ませるのは推奨できないけど、戦時中みたいな特殊状況下だったので仕方なかった&この世代の赤ちゃんは体質的に丈夫なので運良く助かった、という感じです。

令和の時代にヤギを飼っていらっしゃるご家庭は少ないかなとは思うのですが、現実では真似をしないでください!(しないと思います)

動物の乳を与えること

とはいえ、自分の中のツッコミ係がものすごく過敏に反応していて、感染症問題と乳糖不耐症問題と栄養素偏り問題をどうするんだろう…って心配すぎて炎上するんじゃないかとヒヤヒヤしていました(真顔)
いえ、一応曲がりなりにも(?)ジャンル:ファンタジーですし、フォロワーさんたちが「物語のお約束」的なものをご存知の方ばかりなので大丈夫だろうとは思ったんですが…

まあ、そもそもそれを言い出したら、これまで数千年消化器官を使っていなかったはずの人類が急に(実際にはちょっとずつ慣らしていたので急にじゃないんですが)口から色々突っ込んで消化吸収をはじめてる時点で無茶なので、「いやそれよりもっと前に突っ込むところがあるだろう」という話になってしまうしツッコミ自体が野暮なんですけどね!

それでも自分に対してのケジメとしてこの選択肢でも生存が不可能でないことだけは確認しておこうと思って、粉ミルクがなかった時代の新生児の代理乳に関しては結構調べました。


まず、戦時中などの食べ物がなかった頃に、他の母親からもらい乳ができなくてヤギミルクで育った子は実際にいるそうです。
(とはいえ、生まれてからぜんぶヤギミルクというケースは稀だったのではとも思うのですが)
昔の日本はヤギを飼ってる家が多かったって聞きますね。
戦後になってGHQの指導でヤギ乳に代わって牛乳が普及したために、国内におけるヤギ乳の生産は少なくなったようです。
牛乳自体はそれより前に明治政府も積極的に普及させようとしてましたが、一般人が気軽に飲めるほどは広まっていなかったとか?

牛乳は酸性ですがヤギ乳は母乳のようにアルカリ性で、ヤギのお乳は動物の乳の中ではもっとも母乳に成分が近いともいわれています。
ヨーロッパでは「母乳に一番近いミルク」と呼ばれていたりもするらしいですね。
含まれているタンパク質も牛の乳タンパク質と比べると密度が低いとか…脂肪球が小さいため消化吸収がよいとか…アレルギーを起こす可能性も比較的低いとかなんとか。


ただ、いろんな家畜の乳の成分を調べてみたところ、ヒトの乳にくらべるとどれも全般的に乳糖が足りないんですよね。
乳糖は脳や中枢神経の成長に必要な栄養素なんですが、ヒトの乳は他の哺乳類の乳にくらべるとタンパク質が少なく乳糖が多めなんだそうです。
(家畜ではないですが、オランウータンの乳はわりと乳糖多めだったので、なるほどヒト科オランウータン属…と思いました。)
乳児の段階では体よりも脳を成長させることを重視するというのが、ヒト独自の生存戦略だとかなんとか?

あと、ヤギ乳には血を作るために必要な葉酸が少ないので、母乳の代わりとしてヤギ乳だけを乳児に与えたら貧血を起こしてしまうこともあるのだとか。
タンパク質を過剰に摂取すると赤ちゃんの腎臓に負担がかかりますし…
なにより肝心の免疫成分が足りないですしね。

ものすごく迷ったんですが、最終的にはリアルに描写すれば面白い話になるかというと(略)それよりもっと前に突っ込むところが(略)というところに戻ってきました。
そもそも「仔」以外の人間も、慣れない食事で満足な栄養素をとれているかというと微妙なので…赤ちゃんについてばかり現実と比較するのはそもそもおかしいのではと。

変化期の食事

『王国』時代の人間はそもそもの肉体が強めにつくられているんですが、肉体が変質していった移行期の人間にはさらに強化バフがかけられていため、少なくともこの時代においてはわりと大丈夫でしたということでご了承ください。

現代で必要だといわれる栄養素が足りてなくても、なんとか生きられるくらいには生命力が強かったんだと思います。
でないと、もっと容赦なくバタバタ人が死んでるはずですからね。

◆◆◆

余談ですが。
昭和の頃に野生動物に育てられたこどもの都市伝説が流行ったことがあるそうなんですが、実際には大半の動物の乳はヒトの乳児には上手く消化できないらしく、仮に赤子の時に獣に拾われて育てられても残念ながらそのまま生存することは難しいそうですね。
だからといって類似設定の創作物にまでツッコミを入れるのはもちろん無粋なのですが、乳幼児の消化問題までは深く考えていなかったので「そ、そうなのか…」と思ったのでした。


古来より続いてきた代理乳の代表・乳母システムも、フランスあたりではひとつの産業になるくらい重要視されていたそうですが、同時に色々と(色々と)問題をはらんでいたと聞きます。
脱線しすぎなのでここで触れるのはやめておきますが、あれこれ調べていて「生きのびるのって大変だな…」と何回思ったことか。
お年寄り世代の一部の方々が見知らぬ妊婦さんに対して「お乳は出るのか?」って聞くことがあるのは、大昔は赤子を生存させるために乳ネットワークを知っておく必要があったからなのだというニュースを見た時のことを思い出しました。

あらゆる物資が不足していた戦時中は、おもゆに蜂蜜を混ぜたものを飲ませたりもしてたらしいですね…
乳児に蜂蜜を与えるのは、乳児ボツリヌス症の危険があるので現代だと絶対ダメ!って言われていますけど、餓死と隣り合わせの状況だとそんなこと言ってられなかったんだろうなと。
当時は文字通り運がいい&強い個体だけが生き残る、という感じだったんでしょうね。
シンプルに、生きるということはそれだけで難易度が高い…


そう考えてみると、生きるのに必要な栄養素が含まれていて安全で誰でも手に入れることができる粉ミルクというのはすばらしい発明品ですね。

現代の粉ミルクは、牛乳から乳脂肪を取り除いた脱脂粉乳を中心に、乳糖やら乳精パウダーやら調整油脂やらといった赤ちゃんに必要ないろんな栄養素が配合されている()すごい食べ物なんですが。
Wikipedia参照)
開発初期の頃は母乳の成分を分析しきれていなかったので栄養バランスが不十分だったりしたそうで、あれも改良に改良を重ねてようやく安心して飲める食品になったんだなあとしみじみ思いました。

各会社が公開してくださっている粉ミルクの歴史がおもしろかったので、よかったらご覧ください。

アサヒグループの和光堂さん
明治さん 粉ミルクの歴史


■ そもそもヤギミルクをどうやって飲ませるの?

仮に動物のお乳を代用するとして、哺乳瓶がなかった時代にどうやって赤ちゃんにミルクを飲ませるんだ問題!!!
これも悩みました。
お匙で口に運んだんじゃ飲んでくれないですよね。(※)
赤ちゃんに哺乳するためには吸啜反射を利用する必要があるわけですが、ヤギに直接吸い付いてもらうのは…衛生面が…
(今更そこを心配するの???)

ゴム的な素材もなさそうだし…どうするんだ…と頭を抱えていたところ、江戸時代末には、太い竹の筒に細い筒を差し、先端に布をつけて作った哺乳瓶の原型に近いものがあったようで驚きました。
哺乳瓶のトリビア

紀元前のヨーロッパで、赤ん坊が吸い口のある注口土器みたいなもので家畜の乳を飲んでいたという研究結果も発表されているそうですよ。
WIRED
家畜の乳は乳児の栄養補助食品として有効で、早めの離乳を可能にしたことが人口増加につながったんじゃないかとかなんとか…

……と、色々調べたのはいいんですが。
漫画の中で絵にするといまいち盛り上がりに欠ける感じだったので、最終的には描写をまるごとカットしました。
ネームってそんなことばっかですよ!

※ 11/17 追記
お匙からミルクを飲んでもらうことも不可能ではないんですね…!
後になって知りました。
災害時の避難所など、哺乳瓶がないところでもスプーンなどを使ってミルク授乳することができるそうです。
仮に哺乳瓶があっても消毒ができない環境だと、そちらのほうが安全なのかもですね。


◆◆◆

まだまだ書きたかったことの半分くらいしか書いていないんですが、疲れてきた&いい加減次の話を固めなよと脳内監督に怒られたのでこの辺にしておきます。

プロットを作ってた時間の1/4くらいは調べものをしていた時間なんですが、調べたことのうち作品に最終的に反映されるのは1割未満なので、なんとも…なんともシビアだなあと思います。
頭の中に詰め込んだ雑学も人生のどこかで活かせますように。(哺乳瓶のトリビアをどこで生かせるというのか…)

あっ、あとですね!
基本的にこのブログに書いてある内容は、専門的な機関で習ったわけではなくてほぼ個人的に調べたことです。
類似情報を見比べてうさんくさすぎる内容は信じないよう注意は払っていますが、もしかしたら勘違いや誤記なども含まれるかもしれません。
(自分で言うのもなんですが)書かれていることを鵜呑みにするのは危険なので、気になったことがありましたらどうかご自身でご確認ください。

そしてもうひとつ根本的な問題として、いくら性別が同じでも、出産に関してはその身で体験してみないと本質的な感覚を理解できないと思うんですよね…
リアルを突き詰めれば突き詰めるほどどこまでもエグくなってしまうとはいえ、いい加減なことを書いて現実を生きている人に誤った情報を伝えてしまうのも本意ではないので。
明らかにそれは間違ってるよ!ということがありましたら、そっと教えていただけましたら幸いです。



今回のお話に限らず、とにかく自分が生きている世界についてすら知らないことだらけなので、物語を描いている間は常に検索!検索!!また検索!!!という感じなのですが。
医療(&生物)関係はもちろん政治と宗教と経済も深入りしすぎるとどんどん泥沼にはまっていく要素なので、調べすぎて頭でっかちになるのでなく、あくまでその世界に生きている「人間を描く」ことを気をつけていきたいですね。
表現をしたいはずが、うっかり説明をしてしまわないように。

むずかしいんですけどね…
どうしても自分というひとりの人間のフィルターを通すことでしか考えられないので…

◆◆◆

次のお話も別の意味でデリケートな問題を含んでいるので、2話目ほどではないにせよ、やや頭が痛いです。

「こういうのってぶっちゃけどうなんでしょうか?」と誰かに聞きたくなることも多々あるんですが…さすがにデリケートな話題すぎて根掘り葉掘り聞けないなという感じなので、「こういうことに関しては専門でやってきたのでめっちゃ詳しいやで」「あらかた経験者だけど、特に抵抗はないのでなんでも聞いてくれてええやで」な方がいらしたらご一報ください!(なりふり構わなくなってきました)


 

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