Cyber Stage

Diary

コミティア143に参加しました

腰のせいでどうなることやらと思っていたコミティア143ですが、なんとか無事に参加して帰ってくることができました。
スペースへお立ち寄りくださった方、新刊をお手にとってくださった方、どうもありがとうございます!

コミティア143設営

今回はちょっと会場に持ち込む本の種類を減らしてみました。
ポスターは前回と同じです!
「幻影に〜」は1巻の在庫が僅少になっているので、今描いているお話が完結したら再版して改めてスペースに並べますね。

差し入れも本当にありがとうございました!
とっても嬉しいです、作業のお供にありがたくいただきます〜。

コミティア143 差し入れ

上の写真だと白とびしてわかりにくくなっちゃってるんですが、なんと…右上の袋は手作りなんですよ!
よくよく見ると、葉っぱの中から白いねこちゃんが顔を覗かせています。かわいい!!

しんりんがくさんのねこちゃん



今回は「見本誌読書会でみました!」とか「カタログでみました!」とか声をかけてくださる方が多くて、参加してみてよかったな〜と思いました。

同時に「モノクロ漫画を描いてるサークルです」ということを、スペースでももっとアピールしてもよいのかな?という気づきもありました。
アピールしてないわけではないんですが、会場で「おっ、どんなお話を描いていらっしゃるんだろう?」と気になるサークルさんは、机の上を見ただけで中身のイメージとストーリーがわかるような工夫をされているなあと。
カラー漫画だとちょっとまた条件が違うのかもしれませんが、ポスターと表紙だけだといまいちモノクロ漫画の雰囲気までは伝わりにくいのかもしれないなと感じたのでした。

重いお買い物カバンを持っている状態だと本をめくって中身を見るハードルが高いので、もっと本文見本も飾った方がいいのかもしれないですね。
とはいえそんなに場所もないので縦の空間を活用するしかないんですが…自分のうっかり具合だと下手なことをするとディスプレイごとなぎ倒しそうなんですよね。

ここ数年、長い話を描き続けていると発行物がB5サイズ中心なのは(机の上の面積的な意味で)ネックになってくるなあと実感しています。
でもシリーズ物でここまで10冊以上同じ判型で出し続けてきてしまったので、今更変えられないんじゃーーーーー!(心の叫び)


なお、当日は「クジラの天球儀」のゆんさんにお手伝いをお願いしておりました。

事前に一般参加で会場にいらっしゃるかもという情報を聞いて「どうか…お願いします…腰をたすけてください!」と頼み込みまして。
たくさん手伝っていただいたおかげで、イベントを棄権せずにすみました。休日の早朝から本当にお世話になりました…!

◆◆◆

新刊の通販はこちらからどうぞ!
BOOTH「泡沫に紡げ」2巻通販ぺージ

無事に本はBOOTH倉庫さんに届いており、現在、入荷準備中です。
入荷作業に8営業日ほどかかるそうなので、おそらく3月上旬にはカートに入れることができるようになるかと思います。
アナウンスが遅れる可能性もありますが「入荷お知らせメールを受け取る」の設定をご利用くださっている方にはすぐにメールが届くのではないかと!
「楽園に還れ」総集編も追加で入荷しましたので、よかったらご利用ください。

新刊に関してはすぐにはなくならないと思います…が、ある程度動きが落ち着いたら倉庫から撤収する可能性もあるため、3月内にご注文いただく方がよいかもしれません。

コミティア当日はまだちょっと重いものを持つのは厳しかったんですが、中型サイズの段ボール箱ならなんとか持ち上げられるようになりました。ばんざーい!!
ようやく…ようやく軽く飛び跳ねても腰に響かないくらいまで回復してきたんですよ…長かった…

◆◆◆

そう。あまりに痛みが長引いてるのでイベントの直前に整形外科に駆け込んで、レントゲンまで撮ってもらってきたんです…!
2年前に痛めた時と同じ場所が原因なんじゃないかなといわれました。

たぶん座り仕事のしすぎなんですけど、第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板がすり減ってて狭くなってるらしいんですよね。
神経を圧迫してるせいで、痛みが強く出て長いこと残ってるんじゃないかと。

ここは色々とトラブルが起きやすい箇所らしいですね、ヘルニアにもなりやすいようですし…。
前回のレントゲンと比較して骨の変形も進んでるそうなので、いつまで漫画描けるんだろ〜〜〜〜(というかこの先ずっと仕事し続けられるの?!)って考え出すと恐怖ですよ!
今回腰を痛めた原因、考えれば考えるほどいきなり腹筋を30回したせいの気がするので、筋トレすら危ない…!!


去年のコロナ後遺症が延々と続いたときにもつくづく思ったんですが、そろそろ生活&健康の維持と、個人的な創作活動とを両立できるやり方を本気で模索しないとですね。
いや、これまでにももう無理ができないからペースを落とすというのは散々言ってたんですけど、「無理ができない」のレベルが数段階あがった気がします。
徹夜ができないとか寝不足だと疲れが取れないとか長時間机の前に向かえないとかじゃなくて、普通に生活してたら突然の不調!全治1ヶ月!!みたいなことが…増えてきた気がする…

これが…加齢!!!(バーン)

いやまあ、漫画ってそもそも無理しないと描けないみたいなところもあるんですけど!
でも今回はそもそもまだ作画作業にすら入ってなかったし、こんなに体調を崩す道理はなかったはずなんですよ〜。(必死)


いやはやしかし…漫画の中で、永遠の生命が終わりゆく『王国』のみなさんはこの先老化とも戦っていくことになるんですけど、これは…恐怖ですよね…
どういう現象なのかあらかじめわかっていても、精神的にも肉体的にもかなりキッツいんですが!?

というわけで、本編の話題に戻りましょう。
ネーム98%くらいのところで止まってしまってた続きの6話目は、もうちょっと回復してから作画に入る予定です。
もうほとんどできてるのになあ…急にストップしてしまってとても悔しいです。

しばらくは腰の様子見をしながらなので、作画をスタートしてもめちゃくちゃ不定期更新になるかもしれませんが、のんびり見守っていただけたら幸いです。
なかなか作画に入れなさそうだったら、もうちょい続きの(主に幻影後半の)プロットでも練っておこうと思います。


最後にこれは、ねこの日のレインザおじさんです。
レインザ猫耳

ずっと腰が(略)で絵を描けていなかったので、リハビリに描きました。
といいますか。年が明けてからはずっとネームをやってて、本編を再開する時になにか絵をあげられたらいいな…とか思っていたら腰が(略)だったので、もしかしてもしかしたらこれ(ねこみみおじさん)が描き初めだったりするのでしょうか。
なんということでしょう。

レインザおじさんはノルテちゃんがお願いしたら猫耳もつけてくれるよ…たぶん…!

◆◆◆

次回のイベント参加は、11月頃に開催予定のコミティア146です。
それまでには最終話に突入して「泡沫に紡げ」3巻を出せたらいいなと思っています。

ちょっと時間が空いてしまいますが、よろしくお願いします〜!
 

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イベント連戦!続いてコミティア142

コミティア142、お疲れさまでした!

一週間前のNEOKET3に続き、連続のイベントでした(エア&リアル連戦…!)
3年ぶりの物理コミティアなうえに、一人で参加だったのでどうなるかと思っていましたが、なんとか忘れ物もせず行って帰ってくることができてよかったです。

コミティア142ディスプレイ

スペースへお立ち寄りくださった方、本をお手にとってくださった方、嬉しいお言葉をかけてくださった方…本当にありがとうございました!

今の名義でイベントに出るようになってからずっと友人の手を借り続けていて、白状すると単身イベントに参加したのがXX年ぶりでして…若干パニックになっていたので、もし渡されたお釣りが間違っていたり違う本をお渡ししていたりしたら気兼ねなく教えてください。

↑上の写真が当日のスペースの様子なんですが、コイントレーはもうちょっと高い位置に置いた方がいいなと後から思いました。
この位置だと他の発行物と目線がズレてしまうので、存在に気づけない…!
あと、お会計のやりとりで若干前のめりにならないといけないので腰がやられますね 笑
リアルイベント参加を休止する前の感覚でそのままイベントに乗り込んでしまったので、ディスプレイについても一度研究し直した方がいいなと思いました。

しばらくはリハビリしつつ〜ですかね!

コミティア1142差し入れ

差し入れも「読んでます!」のお言葉も、本当にありがとうございます!
いつもならおやつはその場で食べちゃうんですが、今回は(サークル参加は一応スペース内で食事OKなんですが)家で後日ゆっくりいただくことにしました。
健康に良さそうなアイテムもありがとうございます〜!

ちょうどWeb更新で虹瑠が大暴れしているところだったせいか、虹瑠についてメッセージを伝えてくださる方が多かった気がします。
後半も別の意味で「こ…虹瑠…?」な展開ですが、こう……広い目で受け止めていただけたらいいなと願っています。


午後の一時期、一般参加で会場へ遊びにきていた緒方さんにトイレ休憩の間に荷物を見ていただく…だけのつもりが、ちゃっかりその間の売り子さんまでお願いしてしまいました。
短い間でしたが、安心してスペースの外に出られたので本当に助かりました!!

特に売り子札などは持って行っていなかったので、スペースに訪れてくださったフォロワーさんに自分だと間違われていてちょっとおもしろかったです。
スペースにいるのが誰かなんて、わからないですよね〜。
私も、一度お会いしたことがある方ですらすぐわからなくなってしまいますし…
ちなみにメガネをかけていたのが緒方さんです!


うたむげ1巻

1年半ぶりの新刊も、お手にとっていただけてよかったです!
気づけば準備号を作ってから半年以上経っていました。
とにかく本を作るのが久しぶりだったので、箱を開けた瞬間に「ここが…ふるさと…!」という気持ちになりました。

元々うちは創作漫画に関しては同人誌から入ったので、らくえれシリーズも最初の頃は同人誌で先行公開して、後からWebで公開…というスタンスで活動していたのですが。
コロナ禍になってから(というかうたむげ開始から)は、先にTwitterでちょっとずつ公開するようになっていて紙媒体で読めるようにはなっていなかったんですよね。

これまでは、紙の同人誌が最新話(=本を買っていただくと最新話が読める)という感じだったんですが、今回はそうじゃなくて…かといって総集編というわけでもないので、どうだろう〜〜〜これはどうだろう〜〜〜〜と若干頭を抱えていたのですが。
本のかたちで読めてよかったですと言ってくださる方もいらして、心の底からホッとしました。


Twitter連載の時から若干手直しもしているので、本の状態が完成形という感じで続きもお届けできたらと思います。
今回は余裕がなくておまけページ的なものをまったく挟めなかったので、2巻ではもうちょっとなにかできないか考えてみたいです。

4章「泡沫に紡げ」は来年で完結させる予定(※)なので、その後3章後半に戻ってからどういうスタイルで漫画を公開するかは、もうあと数回イベントに出てから判断します。
うたむげも、個人的には最終話のラストシーンだけは同人誌で先行公開したいんですよね。
クライマックスはできたら紙の状態で一気に読んでほしい…!

※ というか、本当なら今年中に完結したかったんですが…無理でした!

通販は年末までBOOTH倉庫で受け付けています。
「楽園に還れ 総集編」のみ在庫切れですが、それ以外の本は揃うのでご希望の方はどうぞ!

(※3章「幻影に望め」に関しては、1巻の在庫が倉庫にある分で終わりになります。しばらくは再販の予定がないので、確実に手に入れておきたい方は今の内にどうぞ〜。)

◆◆◆

終わったからこそ言えるのですが、イベントの前々日あたりが疲労困憊すぎて「これ本当に会場に行けるのか…?」という感じで戦々恐々としていました。
原因はやたらと体力を使う系のイレギュラーな仕事が挟まったせいなんですが、昔から疲れるとそれだけで免疫力が落ちてすぐ風邪をひいてしまうので危ないんですよね…
どんなに前倒しして無理しないスケジュールで動いていても、予定を入れられるときは入れられてしまうんだなあ。みずお。

25日が誕生日だったんですが、とてもじゃないけどなにか美味しいものを食べよう的な状況じゃなくて、おかゆだけ食べて葛根湯とビタミン剤飲んであたたかくしてとっとと寝るぜ!な感じで就寝してしまいました。
前日は「イベント直前だけどあえて何もしない!」と決めて、体力回復に徹していたら快方に向かったので本当によかったです。
本を搬入したのに本人を搬入できないオチが現実になってしまうところだった…!

こんな感じなので、今後も体力に自信がない真冬と真夏はイベント全般の申し込みを見送る予定です。
普通に外出するのも命がけ!みたいな感じになってしまうので…大事をとっておこうかなと。
誕生日は一週間後くらいにリベンジしたいと思います!

みりんの日の魁嘛

これは、みりんを使って煮物をつくる魁嘛。
いい●●の日に便乗したかったのに、イベントが終わってみたら今月はもう本みりんの日しか残っていなかったんです…


無事に本も出せてイベント連戦も終了したので、来週末からまた漫画の更新を再開していきたいです。
よろしくお願いしますー!
4話目終了&5話目開始のどっちのタイミングでもブログを書くチャンスを逃し続けているので、そろそろ一言だけでもなにか書きたいです。
メメント・モリ…な感じで言及しづらい内容なので、なんだか身構えちゃってるんですよね!

あ、あと、前回の記事にNEOKET3のスクショを何枚か追加しておきました!
よかったらそちらもどうぞー。

 

「NEOKET2」サークル参加レポート

2月20日(日)〜23日(水・祝)に開催された
ピクシブ主催のオンラインVR即売会「NEOKET2」
サークル「PaperStage」で参加しました。

会期中に通販をご利用くださった方々、スペースに遊びにきてくださった方々、どうもありがとうございました!

公式サイト


オンライン即売会は、前に「pictSQUARE」に参加したことがあったのですが、「NEOKET」は完全に未知の世界…VR=Virtual Realityの会場を体験できる即売会!とのことで、1回目が開催された時からちょっぴり気になっていました。

とにかくVRというものが初めてで、あのゴーグルみたいなやつをつけないと参加できないのかな…?と思っていたら普通にデスクトップPCからも遊べるとのことで。
参加要項にあったスペック的にもまあだいたい大丈夫そうかな?ということで、どんなものなのか一度くらい見ておきたかったのもあって締め切りギリギリに駆け込みでサークル参加を申し込みました。

ここで気軽に申し込んだのが元で、設営時に大変なことになったわけですが…(小声)
どういうトラブルが起きたかは長くなるので後述しますが、今後申し込む方がなにか情報を求めて流れ着くかもしれないので、NEOKETのサークル参加がどういう流れだったかを記しておきますね。

◆◆◆

まず、サークル申し込みの抽選に当選したサークルには、PixivメッセージからスペースリストとともにDiscordへの招待URLが送られてきます。
会場内での設営方法や共有事項などの連絡は、以降、すべてDiscordのNEOKETサーバー内で行われました。
この時点で「あ、新しい…!」って思いました。

数年前に作って放置していたDiscordのアカウントを探し出して、指示に沿ってポスター画像を登録して…
ポスターってどういう風に表示されるんだろう?って前回のレポートを検索して「でかい!!!」って驚いたりしていました。
NEOKET全ブースまとめ【画像付き】

このサイズのポスターは物理即売会だと無理ですね…さすがバーチャル空間!
スケールが違います。

このポスター画像の登録期限が1月30日でしたかね。
この後しばらくしてから、2月9日夕方にサークルスペース設営がはじまりました。

NEOKETは、サークルスペースの設営もバーチャル空間内で行います
具体的には、VR空間に用意されている会場にアバターで乗り込んでいって、自分のスペースの前に行って「ここにこのデータを登録して〜」的な操作をして設営するんです。
てっきりフォームから必要事項をポチポチ…みたいな感じかと思っていたら、そうじゃなかった!

で、そのために
1. NEOKETのシステムであるXRCLOUDに新規登録

2. アカウントに権限を付与してもらう

3. NEOKET2のアプリをダウンロードしてログインする

という手順を踏む必要があるんですが、結構ここで引っかかってる方が多くて…

というか、自分も躓きすぎて「設営が…間に合わないのでは…?」って本気で焦りました。
NEOKET2のアプリをダウンロードするところまではよかったんですけど、アプリを立ちあげようとすると NowLoading 100% で止まってしまったんですよね。

Discord内で似たようなトラブルに見舞われている方々が他にもいて、自分も運営さんに状況を伝えてみたんですが、連休に入ってしまったせいかその後しばらく音沙汰がなくて…
果たして設営は間に合うのか?むしろ早めに諦めた方がいいのか??って気が気じゃなかったです。

困り果てた挙句、勢いで新しいiMacを注文するというトチ狂った行動に出つつもそれだけでは安心できず 連休明けに「no.ACIOLA」のマルエッタさんに代理で設営をしていただきました。

NEOKET代理設営

設営記念スクショをいただいていたので、ここぞとばかりに。
右のは、テスト画像を登録してもらったところです。
どのくらいのフォントサイズなら文字が読めるのか確認するためにご自身で用意された画像だそうです。さすが…!

いやもうこの時は本当に天の助け!というか、救われた気持ちでした…
できればイベント1週間前には告知系を終わらせておきたかったのに、参加できるかわからない状態でお知らせツイートもできないまま連休が終わってしまって途方に暮れていたもので。
(他の人のスペースを弄れてしまう仕様については、他の参加者の皆さまも色々とツッコんでいらっしゃいましたが…おそらく次回には直っているのではと思います)(たぶん)

友人からは、バーチャルイベントなのに他の人に代理設営をお願いしてるという状況が一周回ってアナログ感があるって言われましたが、本当にその通りだなって思いました!

その後も色々あったんですが、イベント直前(2月17日あたりだったでしょうか)に運営さんからエラーが起きてる人はログファイル「Player.log」を提出するよう求められて、修正対応していただいた後のアプリを再DLしたら無事に先に進めるようになりました…!
他の進めないよーって言ってた方も、大半は会場に入ることができた()ようです。
正直なところ、このままもう間に合わないだろうから諦めた方がいいかなって思いかけていました。
この頃は漫画の定期更新も並行して進めていたので、あらゆる進行がギリギリになっていてストレスがマッハでしたね…
あー寿命が縮んだ…

アプリのローディングができなかったのは主にmacユーザーだったんですが、windows環境でも修正前は入れなかったけど修正後に入れたよっておっしゃっていた方もいたので、macだけの問題でもなかったのかも…?そのあたりはちょっと不明です)
残念ながら、最後まで会場に入れなかった方もいらっしゃいました…)

◆◆◆

…と、そんな感じでVR会場に入れたのはイベントギリギリになってしまったんですが&アバターデータの読み込みで多少もたつきましたが、無事にログインできるようになってからは特にトラブルもなく、アプリの操作もそこそこわかりやすかったように思います。
カメラの操作まわりでちょっと手こずりましたが、触っていたらなんとなく動かし方が掴めたような。
(Iでズームイン、Oでズームアウトできることにしばらく気づきませんでしたが!)

何十人もワールドに同時接続して3Dアバターを動かしたらめっちゃ重くなるのでは?って心配していましたが、意外にサクサク動いてくれました。
光回線工事をしておいてよかったー!

NEOKET会場01

…そう。
NEOKETは会場入りする時にアバターを選ぶ必要があるんですが、あらかじめ用意されているものだけでなく自作アバターでも会場に入ることができるんです。
ここ、結構重要なポイントだと思うんですよ…!
キャラクターアバターを作っておけば、自分の作品内のキャラを自在に動かすことができるわけです。
これは…一次創作の即売会の醍醐味ではないでしょうか…?!!!(熱弁)

3Dキャラクター制作ソフトウェアの VRoidStudio(※無料ソフトです)をDLして、既存のプリセットを軽くカスタマイズしただけなんですが、マオラっぽいネコミミを動かすことができて大喜びでした。

マオラアバターNEOKET2

色々ありすぎて会場入りまでにもう疲れ果てていたんですが、正直それまでのトラブルが吹っ飛ぶくらいにはテンションが上がりました。
次はもうちょっと服をなんとかしてあげたいです。
VRoidStudio上でテクスチャを描くより、テンプレートをDLしてクリスタで描いた方が思い通りのカスタムができるよ!と教えていただいたので…!!リボンは無理でも、せめてボタンをつけたい!

あと、できればしっぽもつけてあげたいんですが、そういう動くパーツは3DソフトのBlenderにデータをもっていってホニャホニャしないといけないのでさすがに敷居が高くて無理でした。
「サルでもできる尻尾のつけかた」みたいな記事があったら需要があると思います。どなたか…ぜひ…!


そうそう。
「VRoidStudioで作成したアバターが、そのままだと会場のワールドに読み込めない」という問題も発生していたんですが、こちらの記事を参考にしたら解決しました。
【VRM】NEOKETに一般参加してみたよ!【VRoid】

ポリゴンの削減のところにチェックを入れて、マテリアルの数を8にしてからVRM形式で保存

VRoidHubでデータを読み込み

でいけました!

これに関しては、フォロワーさんたちがTwitterで「どうすんだこれ…?」な感じに対処法をつぶやいてくださってたのもあって、予習(?)することができて慌てずに済みました。
Discordでも参加者の方々が「これどうするんだろう?」ってやりとりをされているんですが、チャット形式なのでログがすぐに埋もれちゃうんですよね。平日はそこまでこまめにチェックできないですし。
わりとここで引っかかる人も多いみたいなので、もうちょっと目立つところにアナウンスがあってもいい気がします。

サーバー内で出た質問をQ&Aチャンネルみたいなところに一問一答形式でまとめていってもらえると後から見てもわかりやすいのかな?とも思いました。
(運営さんの負担は増えてしまいそうですが…)

◆◆◆

こうして会場内をマオラもどきを操作してウロウロ歩きまわれるようになったわけなのですが。
なんと、NEOKETは会場へ行くまでの道のりもバーチャルで楽しむことができます
VRワールドのNEO代々木駅から…アバターを操作して電車に乗れるんですよ…!!!
(※もちろん、いきなり目的の会場へアクセスすることもできます)

ネオ代々木駅01

ネオ代々木駅02

NEO代々木駅は結構広くてしっかり作り込まれているので、駅の周辺で誰かと待ち合わせしてアバターの操作方法を練習するのにも向いてると思います!」
夜景を見たくてうろついていたら亜空間に迷い込んでリスポーン(リスポーンではない)したりもしましたが、それ込みで楽しかった…
個人的には、アバターでこの駅をウロウロして電車に乗って会場に行けただけでも「参加してよかった〜〜〜!」と思えたくらいでした。
(※一般参加でも電車に乗れます)

ネオ代々木駅03

ホームで電車が来るのを待って、乗り込めるんですよ!
たのしい!めちゃくちゃ楽しい!!!

座席にはどうやったら座れるのかな〜とウロウロしていたらなぜか電車が急上昇(?!)し、気づけば雲の上へ…
電車から降りて、空中にかかった橋を渡って会場へと向かいます。

NEOKET空中会場02

NEOKET空中会場01

あー楽しかった…(まだ会場に着いてない)

他にも色々とやらなといけない作業があって、会期中にワールドインできる時間が限られていたのがとても悔しかったです。
もっとじっくりあの世界を堪能したかった…!!!

異世界にきてテンションがあがっているマオラがレポートをしている様子、Twitterのほうでより詳しく記録しておりますのでよかったらどうぞ!(ツリーになっています)



◆◆◆

そして肝心の、イベントそのものに関する感想です。
公式さんが『バーチャル空間での「交流」を楽しむことに重点をおいたオンライン即売会イベント』『クリエイターとファンが同じ空間に集まりコミュニケーションを楽しむ即売会の醍醐味』とうたっているだけあって、交流面に力を入れているオンラインイベントだなあと感じました。

あまり長時間はログインできなかったんですが、ピークタイムにお知り合いさん同士で集まってわちゃわちゃしているのはそれだけで楽しかったです。
初めまして〜な方とも気軽にご挨拶できましたし!
創作キャラアバターで乗り込んでいた人が多いので、そういう意味でもちょっとおもしろいことになっていました。

これは、同じポーズをして記念撮影をしているところに通りがかった着ぐるみさんの図。
この後、一緒にポーズを撮ってくれました!

NEOKET2_ジャンプ記念撮影


完全オリジナルのアバターを作ってらっしゃる方はやっぱり目立ちましたね〜!
近所のサークルさんもめっちゃアバターを凝っていらして、完全オリジナルの生き物(お寿司とか…)(お寿司が生き物なのかどうか謎ですが)がピコピコ動き回っている姿が楽しすぎて「3Dを勉強したい!!」って思いました。

会話が苦手でも、なんとなくそれっぽいエモーション(なんて説明すればいいんでしょうか、アバターに感情表現をさせられるアレ)を連発していれば違和感なくその場に溶け込めるんじゃないかなと思います。

エモーションで「無」から最後尾札を生み出すこともできます。
写真へたくそ芸人ゆえ、目線がおかしなことになってしまっていますがお気になさらず…

NEOKET2_エモーション最後尾札

交流のしやすさは、やはりボイスチャットの存在が大きいですね。
あまりネットでは声を出して喋りたくない派なんですが、文字チャットでやり取りをするのがあまりに面倒だったので(個別チャットの窓を出すのが手間で…)えーい面倒だ!って思って途中からは目の前の人に直接話しかけちゃってました。

音声はそこそこクリアだったので(若干音量が怪しい時もありましたが)これなら普通に参加者同士で会話できるなあと。
第1回目の時はあまりボイチャがうまくいかなかった的なレポートも見かけたのですが、2回目で相当改善されたというやつなのでしょうか。
というわけで、最近イベントに参加してなくて同人的な交流があまりできていないな…という気持ちに関してはわりと満たされました!


個人的には、同人誌即売会の醍醐味って、フラフラ〜っと会場を回って知らないサークルさんのスペースで足を止めて「偶然による新しい出会い」みたいなのがあるとこかな?と思っているのですが。
VR即売会がそのあたりをカバーするのは、まだちょっと難しいのかなあとも思いました。

その…フラフラ〜っと会場を回ることはできるんですけど…物理即売会に比べるとどうしても一度に視界に入る情報が少ないのに加えて、会場に人が少ないと目立ちすぎてウロウロしづらいんですよね!
スペースに誰もいないだろうと思って近づいたら死角に中の人がいて、反応があるとヒエッてなって逃げてしまったりするので…他にも人がたくさんいたら、紛れ込んで気にせず動きまわれるんですが〜。

リアル即売会でも同じっちゃ同じなんですが、あそこはもっと会場内に物理情報が入り乱れていてカオスなので。
人の中に紛れ込んで気配を消しやすい気がします。(消してるつもりで消せてないかもですが)


今後、より「イベントっぽさ」を楽しめるようになるかどうかは、参加者…特に一般参加の方が増えるかどうかにかかっているのかな?と感じました。
サークルor一般問わず、参加までのハードルがやや高い(PCのみ/アプリをDLする必要がある/動作環境を満たしていないと参加できない)ため、気軽に覗いてみるのがむずかしいのがネックなのかなあと。
スマホからアクセスできたらめちゃくちゃ参加者さんが増えると思うんですが…!開発…大変そうですよね…

あとやっぱり、同人誌即売会にサークル参加している人は「イベント合わせに新刊を出して、会場でたくさん手にとってもらいたい!」という気持ちがあると思うので。
そういう意味でも一般参加者さんがもっと増えてくれた方が盛り上がるのかな?と感じました。

とはいえ。
イベントのコンセプトと実際の会場の様子から「新しいことをやってみよう!」という意気込みはすごく伝わってきたし、これまでになかった体験ができて面白かったので、できればこれからも一緒に盛り上げて楽しんでいきたいです。

あまりコミティアでお見かけしたことがないサークルさんも参加されていたので、もっとじっくり色んなスペースを回ってみたかったなあというのが悔やまれますね。
自分のスケジューリングの関係で休日が休日として機能していなかったゆえの失敗だったので、次があるならちゃんと丸一日フリーにして挑みたいです。

◆◆◆

そういえば、最後まで専門用語とかもわからないままイベントに参加していたんですが、「VRM」ってVRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマットなんですね。

今更?!って突っ込まれそうですが、まずそこからわからなかったので…

イベントの準備をしていて、おそらく、普段からVの世界に慣れ親しんでいる方だったらもうちょっとスムーズに事を進めることができたのかな…と感じるところも多々ありました。
そのあたりの溝が埋まればもっと、未体験組もVRイベントにもとっつきやすくなるのではないかな〜と思います!


Youtubeに当日のレポート動画をあげてくださってる方もいるので、残念ながらイベントには参加できなかったけど雰囲気だけでも知りたいなあという方はぜひご覧ください!

こちらの芹雫にゃん子さんの動画内で、1:06:13から自スペースを(嬉しいコメント付きで!)ご紹介していただいております。
こんな風にアバターを操作してスペースで発行物を見れますよ〜というのはやっぱり動画だとわかりやすいですね…!



こちらの方、夢天狗さんはまさかの全スペース(!?)を回って配信されていました。
1:31:56あたりで自スペースをご紹介いただいています!
(合計510サークルもあるので、だいぶ喉に限界が…お疲れ様です…)



動画を改めて拝見していて思ったんですが、こうやって閲覧者さん目線で配信していただけると自分のスペースを他人の目で見たときにどういう印象を受けるのかがよくわかりますね…!?
目を引くサークルさんって本当に問答無用で目を引くなっていつも思うんですが、逆に自分のスペースにどういうところが足りてないのかもよくわかって参考になりました。(真顔)

余談ですが、夢天狗さんが創作漫画系ゾーンを回っているときに「みんな(本の)ページ数が多すぎてひとつの配信じゃ見きれない」っておっしゃってて、「ですよねーーー!」って思いました(笑)
長編勢の出す本、総集編祭りで分厚いから…!


ご自身もサークル参加していてお忙しいところ、実況してくださってどうもありがとうございました!

◆◆◆

こんなところでしょうか。
最後に、閉場間際にものすごいデジタル差し入れをいただいてしまったのでご紹介させてください!

coresさん(@cores_g)から、ボクセルマオラの3Dデータ(!)をいただきました〜!!!

ボクセルマオラ

ボクセルというのは…ものすごくざっくり言ってしまうと3Dピクセルのようなものでしょうか。
スクショだとわからないかもなんですが、この立体ドット絵みたいなマオラがピコピコ動くんですよ!かわいい!!
VRoid Hubで読み込んで動かしてみたらもうめちゃくちゃ可愛くて、疲れも吹き飛んでしまいました。

ぜひこちらを動かして会場に乗り込みたい…!ので、第3回目のNEOKET開催を楽しみにしています!
もしくは(さっぱりわかってないんですけど)VRChatとかに参加してみればいいんですかね。
なんだかんだ、イベントに参加してみて世界が広がった気がします。

◆◆◆

というわけで、駆け足ですがNEOKET2にサークル参加してみた感想をまとめてみました。
次にVRイベントが開催されたらサークルで参加してみたいな〜という方の参考になりましたら幸いです。

この時点ですでにめちゃくちゃ長くなってしまったので、設営時に起きたOSトラブル(+α)に関しては、後日追記したいと思います。



 

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pictSQUAREの「月燈マルシェ」さんに参加しました

というわけで、エアティアの翌週に今度はpictSQUAREさんのイベントに参加してみました!

pictSQUARE_月燈マルシェ第8夜

南極の中に突如現れたらくえれハウスという、ちょっと不思議なコンセプトでお届けしました。
エアティア以外のオンラインイベントは初めてだったので手探りな感じで参加してみたのですが、遊びに来てくださった方どうもありがとうございました!
虹瑠やマオラたちと記念撮影してくれてとっても嬉しかったです。
やっぱりドット絵はいいな〜と思いました。

チャットを打ち込むときにタイムラグがあって、うまく打てなくてワタワタしちゃったんですが、楽しかったので作ってよかったです!
私もスクショを撮りまくってしまいました。
1ドットの身長差もよいものですね。
ドットの3人

正面しか作れなかったので店舗画像と合体させちゃったんですが、人のアバターがピコピコしてるのをみてたらちゃんと側面と背面を作って動かしたくなりました。
あひるちゃんも、本当は歩いてるときにおなかとお尻がふっくらと動く感じにしたかったんですよね。
動きまで考えるとむずかしいですね、ドット…!

pictSQUARE_アバターのあひる


印象深かったこととしては、ブースの中に入らないとお品書きが見れないんですが(中に本人がいるとちょっとハードル高いかも?と思って何度か離席していました)アバターのプロフにリンクを貼ることもできるので、アバターを広告塔みたいにして完全に「作品を知ってもらう」ことを目的に参加されてる方もいて、なるほどこういうスタンスもあるのか〜とハッとしました。
(作品直通リンクがあったので、私もそこから1話目を読んじゃいました)

リアル離席中以外は作業しつつたまに会場をウロウロして〜みたいな感じでマイペースに参加させていただいていたのですが、スペースの中まで入って話しかけてくださったはじめましての方もいらして嬉しかったです。

こういうイベントに参加してみるとTwitterやエアティアとはまたちょっと違うところで活動されてる方の目に触れることができるので、たまには足を伸ばしてみるのもありなのかも?とか。とかとか。
まだしばらくはリアルイベントに出られなさそうなので、何か相性のよさそうなオンラインイベントがあったら参加を考えてみたいです〜。

とはいえ、まずは次のエピソードの作画に集中するターンですが!


読んでくださった本のご感想などなど、なにかありましたらいつでもお待ちしております!(定期的にあげていくスタイル)
ご感想フォーム


最後に、これは表示がバグってエンドレス閲覧中になってしまったあひるです。
pictSQUARE_バグ

 
 

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エアコミティアと時代の変化

先週末はエアコミティアお疲れ様でした!
クラウドファンディングのお返しでいただいたぶどうジュース、写真はバッチリ撮っていたのに載せそびれていたのですが、ここぞとばかりにエア乾杯に便乗しました。
見た目だけならほぼワインですね!
アルコールの飲めない自分でも、乾杯気分を味わえるのはうれしいことです。

コミティアのクラファンぶどうジュース

このぶどうジュース、フォロワーさんが「ほっといたらワインになるのでは?」って仰っていたんですが、それくらいワイン感のあるぶどうジュースでした。
葡萄酒を製造されているメーカーさんがつくっているんですね。
ちびちび飲もうと思っていたのに、冷蔵庫に入れていたらあっという間になくなりました。がーん。


今回のエアコミティアは、特に新刊などはないので大昔に描いた「肌色の絵の具」という短編を公開してみました。



リプツリーの最後の方にも書いたのですが、学生時代に描いた2作目のオリジナル漫画です。確か2回目に参加したコミティアで出したコピー本でした。
原稿用紙にフルアナログで、慣れないつけペンやスクリーントーンを使って描いていた時代でした。
フキダシは楕円定規、写植はword(一太郎かも…?いや多分wordだったはず)に打ったものをペーパーセメントで切り貼りしています。
切り貼りの跡が見えてしまうので、さすがに上からテキストデータをかぶせましたが!

なにしろフルアナログなので、物理原稿をデジタル化しないとエアイベントには出せない!ということでちまちまとスキャン&補正して公開してみました。

もともとはこういう作風だったのです。
変われば変わるものですね。

実はもう一本、別の短編を公開しようかと思っていたんですが「令和にこれはちょっと…」と思ったので自重しました。(現代が舞台の漫画は、どうしても法律や慣習的なところが気になってしまって…)

そう…昔描いたお話はほとんど「現代」が舞台なので、そのうちそもそもの前提条件というか、その時代のお約束みたいなものがまったく通じなくなる可能性があるんですよね。
「これは平成時代のお話です」「回想シーンの舞台は昭和●年代です」みたいな注釈がいるようになるのかも?と気づいてプルプルしてしまったので、だったらまだ生き残り(生き残り言うな)が多そうな今のうちに出してしまおう!と思い切ってエアティア合わせにアップしてみたのでした。

肌色の絵の具


タイトルに使った肌色の絵の具に関しても、今は「はだいろ」が「うすだいだい」の表記になってるって聞いて心の底からびっくりしたんですよ。
(検索してみたかんじだと平成11年頃から表記が変わり始めた?ようですね)
幼少期にずっと気になっていたことが思わぬところで思わぬ方向に着地していて「なるほど…これが時代の変化か…」と。


そういえば、先日TwitterのRTでお見かけした創作傾向チャート(?)をやってみたところ結果がFだったんですけど。
(ツイ主さんが鍵をかけられたようなので、元ツイートは引用なしで失礼します)
「いうても最近はそこまで現実的な話は描いてないけど、ちょっとわかるような…?わからないような…?」みたいに思っていたんですが、「主題になる感情や視点に現実の匂いがする(要約)」と言ってもらってとても腑に落ちました。

「現実的な舞台」そのものを描きたいのではなく「この現実で自分が生きてきて自分が受け止めた、感情や感覚や思考」を表現したいというのが、創作活動の根っこにあるんだろうなと。

あと、自分の作風(というかひとに届ける上でのスタンス?)の変化にも色々と気づいて、なるほど〜〜〜〜って感じることがたくさんありました。
表現したいことは昔から変わってなくて、じゃあどうやったらそれが伝わるのかなというのを考えた末にその手段をちょっとずつ変えてきたんだなあと改めて実感したというか。


トーンの切りはり

それにしても、昔は「漫画を描く」という工程そのものがつくづく本当にたいへんでしたね…
材料もたくさんいるし、時間もかかるし…

ペン入れもですけど、特にスクリーントーン!!
貼りたい部分に重ねて大きめにシートから切り取って、上に被せて線に合わせて切って…とかもはや狂気ですよね?!今考えると!!!
ベタだって、マッキーや墨で丁寧に塗りつぶしていましたし…はみ出さないように…
ムラがあるときれいに製版できないし…(ベタの薄い部分を黒にするように製版すると、トーンと線が太るので)

生活や体力が大幅に変わってしまった今でも漫画を描き続けられているのはデジタル化のおかげなんだなとしみじみしました。
トーンを貼るだけで数週間かかっていたのが、今はその気になれば数日ですし。
それでも時間はかかるので、自分の個人的な目的のために漫画を描き続けること自体がわりと狂気なんですけどね。
(言い過ぎ注意)

◆◆◆

…と、ここまでがエアコミティアの話です。
後半↓は、うっかり怪我しちゃったんだ…という話題なので読まなくても大丈夫です!

閉場の拍手&乾杯ツイートをした後に、梱包材を買いに慌てて出かけたら思いっきり道端ですっ転んでしまいまして。
もうほんと…漫画かな???ってくらい見事にスッテーンと…小走りしてたので、摩擦であちこち擦りむいて服まで破れて…
疲れている時に慌てるとダメですね。

というわけで、なん年ぶりかわからない負傷をしてしまいました。擦り傷で済んでよかったです。
右手が無事なのが不幸中の幸いだったんですが、両膝と左の手のひらを盛大に擦りむいてしまったので(※とはいえ皮膚がやぶれたくらいなので、指は普通に使えます)しばらく右手中心に生活をしています。
もうほぼ痛みはないんですがまだ治っていないので、つくづく在宅勤務中心の月でよかったと思いました。


ちょっと前に、人体の傷口が修復される仕組みについて調べていた時に「最近は、浅い擦り傷は消毒しない&乾かさないで治すのが主流になっているよ!」というのを見かけて、いい機会かなと思って湿潤療法というのを試してみました。

こういう処置です。
怪我をしたらどうする? 〜すり傷の処置の常識・非常識〜
創傷(キズ)治療の新常識
※ 素人が間違ったことを書いてしまうとよろしくないので、お医者さんのページにリンクを貼らせていただきました。

転んで怪我をしたらマキロンで消毒して、ガーゼをあてて…という方法で育ってきたので、最初に知った時には目から鱗がおちました。
深い傷や感染の危険がある傷(動物に噛まれた時や、火傷など)だと逆に悪化してしまうこともあるので自分でやる時には注意が必要らしいんですが、これは表面だけだな…という感じだったので水でよく洗い落とした後にジョンソン&ジョンソンさんの「キズパワーパッド」を使ってみたら、傷口の痛みがすごく楽になってびっくりしています。
(手の傷だけ、形が複雑なので様子をみつつラップで試してるんですが、こちらも痛くなくてどんどん治ってきていていい感じです。めっちゃこまめに経過を見て交換しつつ…ですが!)

【Amazon】
BAND-AID(バンドエイド)キズパワーパッド ひじ・ひざ用 3枚 ケース付き




傷口から出てくる液体って膿だと思っていたんですが(きたないはなしでごめんなさい)、あれは浸出液といって傷の修復を促進してくれる成分がふくまれているんですね…カルチャーショック…
傷ができた時にはまず消毒!とにかく消毒!ってずっと思っていました。
治りかけてはかさぶたが取れちゃって、痛くて数週間つらい思いをしないといけないものなのだとばかり…

いやはや。「はだいろ」のこともなんですが、つくづく常識というのは数十年で変わってしまうものですね。
教科書に載っていた情報も、いつの間にか変わってたりしますしね〜。
ありとあらゆることに言えますが、あまり思い込みで決めつけず、変化に対応できるように頭を柔らかくしていきたいなとつくづく思ったここ数日でした。


あっ、傷の深さによっては自己判断でキズパワーパッドを貼るのは本当にあぶないらしいので、気をつけてください!
私も気をつけます。

 

 

エアコミティアの終了報告

2020年5月17日開催のエアコミティア、お疲れ様でした!

初のエアイベントとのことで、蓋を開けてみるまでどんな1日になるか読めなかったのですが。
いざ開場してみるとTLの流れるスピードがなかなかすごくて、公開している情報の更新などで慌てている間にあっという間に閉会になってしまいました。
エアコミティアのエア閉会拍手
「うわっ…私のお知らせツイート多すぎ…?」なことになってないかと(タグを使いすぎたかもしれない?などなど)少し心配していたのですが、あのくらいの流速になるとしつこいくらいお知らせした方が目に留めてもらえるのかもしれないですね。

ちなみにこちらは、エアイベントっぽくエア参加していたマオラのツイート。
(3枚ほどツリーでぶら下がっています)
リアルタイムでなにかできないかな?と思って、あらかじめ画像を用意していました。

おかげさまで、エアコミティア当日用に確保していた自家通販(あんしんBOOTHパック)の新刊は完売いたしました。
当日ご購入くださった方、BOOSTしてくださった方、どうもありがとうございます。
ご注文いただいた順に発送中ですので、お手元に届くまで今しばらくお待ちください。

自家通販では、なんとか自力でギリギリ発送しきれるかな?という量を手元に残していたので1日で在庫が底をつく可能性もある程度考えてはいたのですが、予想より早い時間帯になくなってしまったので「勢いがリアルイベントのようだ…」と思いました。
思えばずっとイベントの中止が続いていましたもんね。
きっとコミティア勢の「イベントっぽいことがしたい!」という気持ちも高まっていたんだろうなあと。

BOOTH倉庫さんの方には多め(当社比)に在庫をお預けしていますので、新刊&既刊を通販でお求めくださる方は引き続きご利用ください。
入荷日がわかったらまたお知らせいたします。


1〜6巻をすでにお持ちなのに総集編をご注文くださった方も、本当にありがとうございます!
初版から絵やセリフをちょいちょい修正しているので、完全版のようなかたちでお楽しみいただけたら嬉しいです。

なにしろひとつの章が完成するのが数年計画なので、新しい話を公開するたびに本をお手に取ってくださった方がいたからここまでやりきれた、みたいなのもあると思っています。
今回はTwitterで試作版プレゼント企画をやっていましたが、他にも「イベントで既刊の写真を見せてくれたらおまけつけます!」みたいなゆるめのお礼企画ができたらよいですね。

いつぞやの、らくえんのカンヅメの時のように ↓



なお、新刊は次回イベントまで預かっていただく勢いで倉庫さんに送ったのでなくならないだろうと予想しているのですが、その…既刊の在庫があまりなくてですね…(小声)

らくえれ総集編に関しては、現在
入荷お知らせメールを設定していただいている数>倉庫に送った在庫数
になっています。
そのため今回は、ご希望の方全員にはもしかしたら行き渡らないかもしれず…申し訳ありません。
※ 追記:5/21に完売しました。
現在、入荷お知らせメールの設定をしてくださっている数を、次回入荷時の参考にさせていただきます。

おそらく早めに完売してしまうと思うのですが、また次回のイベントに合わせて増刷しますので、もしよかったらその際によろしくお願いいたします。
(今後のイベント参加予定はCOVID-19騒動の収まり具合によりますが、もし運良く早めに収束するようでしたら、11月のコミティアに新刊付きで出られたらと考えています。)

既刊の在庫が残り少なかったのが残念なのですが、新しく興味を持ってくださった方にも紙媒体を欲しいと思っていただけたこと、とても嬉しかったです。
なにぶん個人の活動なので限界も多々ありますが、できるだけ再版には対応していきたく思います。
(今後、印刷代の相場があがってしまったらそれも厳しくなるかもしれないのですが、今はまだなんとか…!)

◆◆◆

一点、BOOTH倉庫通販用の新刊に関して、お知らせというかお願いがあります。
お手数なのですが、巻末に挟まっているお礼ペーパーの紙を、本を読む前に抜いていただけますでしょうか。

どうやらプリンターのトナーが定着しにくい紙だったようで、強くこすったり何度も曲げたりするとトナーが剥がれてしまうかもしれません。申し訳ありません…。
印刷面を内側にして二つ折りにしているので本は汚れないと思うのですが、念のために最初に抜いていただければと。

頒布するものは自分用にも同じものを用意するんですが、ペーパーを挟んだままの状態にして何度か本を読んでいて「あっ、これプリントに向いてないやつだ」と気づきました。
詰め合わせで買った特殊紙は、レーザーOKって書かれていても大量に刷る前に確認した方がいいですね。
なお、自家通販版はエアティア直前に気づいたので、別の紙に刷りなおして全部交換しています。
そのせいで普通のコピー用紙になってしまったんですが(とほほ…)ご容赦ください。

早めにペーパーも新しい名刺も梱包材も準備して完璧!だと思っていたのに、変なところで失敗してしまいました。
申し訳ありませんが、読む前にラストページから紙を抜き取るのをよろしくお願いします!

◆◆◆

今年前半は総集編の編集作業をしながら、この先の展開でどうやったらいい感じにエンディングまでたどり着けるか?というのを整理したりしていました。
エンディングフラグにはアレとアレとアレが必要で…順番としてはこうで…かつ全体の流れ的にはこうした方がよくて…みたいなイメージはあるんですが、漫画にした時におもしろくなりそうな表現にすると?って考え出すと難しいですね。

そして、気づけば3章も結構なページ数になっているんですよね。びっくり。(だいたい3巻のせいです)
2〜3年後には最終章に突入してるといいんですが…2年はちょっときついかな…?
ピーッとピーッがピーーーーッするところまでは次で描きます。
引っ張り続けていたピーーーーーーーッも、その次あたりで出てくるのではないかと思います!

あっあと、定点居住型のお話なのにメイン舞台になっている街の名前がまだ作中に出てきていないというすごい状態が続いていたんですが、次に出す本ではついに出ます。(そこ?!)
全然ストーリー的に重要なことではないんですが…なんとなく「まだ出てきていなかったのか」というのが衝撃だったので。

1話目を描いていた時にはまだ街の名前が未定だったというのもあるんですが、日常会話でも「ここはニホンのトウキョウシティだよ」とか言わないので、初期の会話の中で意図的に(かつさりげなく)出してあげないと地名は出しそびれますね。

◆◆◆

最後に、恒例の(?)いただいたメッセージへのお礼とお返事です。
お心当たりのある方は、よかったらご覧ください。

PC経由で、続きが折りたたまれている場合は右下の「続きを読む」からどうぞ〜。


 

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